北大キャンパス 花たち | 清多夢クラブ

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ランして、歩いて、観て思うことを・・。

 春の北大キャンパスを散歩する。春を惜しむように、花たちが一斉に咲く姿を観る。ひと際、白く輝く1本のツリーがあった。近くに「人工雪誕生の地」の碑あった。雪のように白い樹は、エゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)らしい。赤い小さな実、サクランボのような実を付ける。但し、林檎より硬い果実となる。ジャムにすれば・・。

 北海道大学のシンボルマーク(校章)に使われているオオバナノエンレイソウが「恵迪の森」に咲いていた。エンレイソウの仲間は、3枚の花・ガク・葉を持つ独特な花。開花まで10年から15年かかり、一度花を咲かせると10年以上毎年花を咲かせる、寿命の長い花。そこから「延齢草」の和名がある。

 旧ポプラ並木の西側に花木園があり、「クロユリ」の群生地がある。本州では高山地に咲く花ではあるが、北海道では低地に咲くので「エゾクロユリ」と呼ばれことがある。黒百合は、恋と呪いの伝説があり、「恋の魔術」との花言葉がある。
 

写真-1 人工雪誕生の地に真っ白の木が・・。

 

写真-2 北海道大学の校章デザインとなっているオオバナエンレイソウ(恵迪の森)。

 

写真-3 花木園に自生している「クロユリ」。つい見過ごしてしまう花。

 

写真-4 可愛げなニリンソウ。

 

写真-5 野菜天ぷらにも使用される山菜「シャク(杓)」。

 

写真-6 青いエゾエンゴサク(蝦夷胡索)。かつて地下の塊茎は保存食となる。