オタモイ唐門 夢乃里 | 清多夢クラブ

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ランして、歩いて、観て思うことを・・。

 小樽オタモイ団地バス停から坂道を約600m上ると、尾根部に開けて駐車場至る。そこから100mほど山道を登りと、オタモイ唐門が建っている。場違いな場所に龍宮門がある。古代中国の建造物を模したとされる。釘を1本も使わない工法で造られている。

唐門駐車場から小樽海岸方面へつづら道を下りると、展望広場に到る。視界が開け、遠くに石狩湾越の増毛山地(標高1492m)と積丹岳・余別岳(標高1298m)を望むことができる。眼下には日本海の荒波が削った岩場と断崖の海岸線が続く。ニセコ積丹小樽海岸国定公園の景色だ。

 オタモイ海岸付近は、昭和初期道内で屈指の観光地・夢乃里として賑わった。その後、龍宮閣と弁天閣が消失し、斜陽化が進み廃墟となる。そんななか唐門だけが昭和53年に現在の場所に移設保存。通称オタモイ口となり、秘境オタモイを今に伝える建造物だ。2週間ほど早く訪れると、桜の唐門が観ることができる・・。
 

写真-1 竜宮門様式のオタモイ唐門。

 

写真-2 アーチ門と朱塗りの櫓とレンズ雲。

 

写真-3 オタモイ唐門の位置図と桜の頃。

 

写真-4 オタモイ海岸展望広場。し海食崖景色。

 

写真-5 在り日のオタモイ龍宮閣を偲ぶ。

 

写真-6 レンズ雲と積丹岳・余別岳。