上京区馬喰町の北野天満宮には、菅原道真が好んだ梅と紅葉の名所がある。紅葉無のピーク時には、紅葉をライトアップされて多くのひとが参拝する。自然燐の中に、モミジ約350本が錦秋の風景を創り出す。展望台かせ、谷底を流れるように天神川(神居川)が見える。
境内の西側は、斜面となっており、「史跡御土居(おどい)」として一部残されている。天正19年豊臣秀吉が洛中洛外の境界、または水防のために築いた土塁。その延長は22kmあったとされる。境内の排水対策に、「悪水抜き」という切石粗暗渠を施工している。
百人一首における菅原道真の有名に和歌がある。「・・紅葉の錦 神のまにまに」と、かるた取りゲームでお世話になったものだ。持参した錦の幣(ぬさ)よりも、手向山のもみじの錦の方がふさわしいと詠んだもの。梅の時期に訪れたい場所だ・・。[RC海号による旅行記-15]
写真-1 御土居斜面の紅葉の錦。
写真-2 紅葉を観る展望所。天神川へ下る。
写真-3 天神川左岸の紅葉の絨毯
写真-4 太鼓橋「鶯橋」と川床のもみじ。
写真-5 大欅「東風」、そして大紅葉の樹。
写真-6 史跡「御土居」の目次と案内看板。