でんきポケモン界の問題児、レアコイルをシルバーアクセサリーにする 後編 | yy1112さんのブログ

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このブログでは模型製作及びその他の完成品の紹介をしていきたいと思います。

宜しくお願いします。

前回の続きからです。


ここで一旦、燻し液という物に漬けて、全体を黒くしていきます。




このタイミングでやる理由は2つありまして、1つはこの後表面にヤスリをかけて面出しをしていく際に傷の有無を見易くすること。

もう1つは線を彫りなおすためのガイドとして全体を見易くすること、という目的があります。

特に面出しは仕上げの工程で光らせたときに、面が出ていないと全体が汚く見えてしまうので重要です。




全体的に均一にヤスリがけをして表面を整えた後、必要な箇所の線を再び彫り直し、電気部分の気になる箇所も磨いておきます。

そして磁石の先端の線も追加しておきます。この部分は最終的に形が作られたあとで彫らないと、何かあったときにバランスが悪くなる原因になるので最後の工程に回しました。

そして今回のペンダント用に作製したバチカンも用意しておきます。




この後ロー付けをしますので、これに糸鋸で切り込みを入れます。

このロー付けも重要で、今回のロー付けは本体とかなり近い部分で付ける為、失敗すると面倒なことになります。

じゃあ何で簡単な箇所にしないのか?と疑問に思うかもしれませんが、それはまたの機会に説明することにします。




ロー付けが終了し、専用の硫酸に漬けてフラックスを落とした後に再度燻しをかけて黒くした状態です。

少し磨かれていますが、それは写真を取り忘れてしまっていたことに後から気付いて撮ったせいです。

ついでにチェーンを通して全体のバランスを見ておきます。




電気の部分は燻しを残し、それ以外にバフをかけ、完成です。

縦62mm(バチカン含む)
横71mm

という、ラッパーが付けてる様なレベルの大振りなペンダントトップに仕上がりました。




裏面です。

あえて燻しを完全には取っておらず、少し無骨な印象にしました。決して、磨くのが面倒だったわけではありません。決して。




重さを測ったところ、ペンダントトップのみで73gでした。

世の中にはポケモンのアクセサリー等は無数にあると思いますが、こんなに攻撃的な物は恐らく他に存在しないでしょう。




せっかくなので最後は3shotで。

どれも愛着がありますが、レアコイルは一番大変でしたね。でもこれは自分は好きだけど普段日の目を見ないポケモン達の唯一の具現の場なので、終わってみればそんな苦労はすぐに喜びに変わるのです。


というわけで今回は以上となります。見てくださった方、ありがとうございます。

次回第4弾を楽しみにしていただけたら嬉しいです。ではまた。