恋人いる? ブログネタ:恋人いる? 参加中

私はいる派!

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恋人いる?
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まあ・・・・います。
楽しい事が沢山あります。でも、辛かったり
苦しかったりと言う事も沢山・・・・ドクロ

今日他校の舞台を観にいきました。
・・・一緒に観るのはいいけど
こう・・・色々と・・・・ねあせる

辛いことがあって自分の部屋に入った途端
大泣きしました。他にもぐわああぁぁぁ!!!!と
叫んでしまいました。

・・・・んー、恋人いないほうが幸せ
なのかもしれない(ワラ

あ、でもいる人はそのパートナーと
お幸せにラブラブ




・・・私もガンバロパー


どうも、作者Y(イルカ)です。
ブログ1年近く放置していました。

読者の人すいませんしょぼん


・・・・言い訳かも知れませんけど
小説書くのって結構大変です。

何か詰まるんですあせる





約1年前は受験も終わって時間に余裕がありました。

そんな私は高校生になりました。
今は演劇部に入り3月に演劇サミットと
言うのにでます。

今は台詞を覚えるので大変あせる
勉強も大変です。・・・・・留年になったりするかも叫び

まあ、1年は早いものです。
二年になります。いやぁ~私も年をとりましたにひひ

・・・え~何を書きたいのかわからなくなってきましたあせる

忘れていなければこれから少しずつブログを
更新していきたいと思います。

小説もちょくちょく書いていきます。


これからもよろしくお願いします(`・ω・´)ゞ
2時間目の授業が始まるころ雨が降ってきた
最初は小雨だったがだんだん強くなってきた。

あき「はあ・・・今日傘持ってきていないよ・・」

天気予報では午前中は晴れて午後5時ごろに降るといっていた。
急いで帰れば濡れないと思い傘は持ってこなかった。
結局天気予報は外れていて1日中雨だった。
帰りに桜と一緒に傘に入れてもらおうとしていた。

あき「桜。一緒に帰れる??」

桜「あ・・・ゴメン・・。今日彼とだから・・・」

あき「そうか・・・」

彼「おーい。桜」

教室の前で桜の彼が呼んでいた。

桜「あ。ゴメンね。じゃあ、また明日」

あき「うん。じゃあね」

桜は彼と帰ってしまった。
帰る人がいない・・。
バックの中に入っていたケータイを取り出した。
そして天気予報を確認した。”6時には晴れるでしょう。”と言う文字が。
今は4時45分。6時になるまで時間はある。
時間になるまで教室に残る事にした。

あき「よーし、勉強しよう」

数学のワークを出して問題を解き始めた。
時間が経つにつれて人は少なくなってくる。
5時半・・。
完全に人はいなくなって静かになった。
いつもは生徒会の人が残るのだが、今日は誰も残らなかった。
職員室にいる先生しか残っていない。

あき「よし、あともう少し・・・。」

あと30分・・。

カッカッカッ・・・・
誰かが歩いている音がした。雨雲でいつもより暗い教室。
廊下から足音が・・・。少し不気味で怖くなってきた。

ガラガラ・・・
ドアが開いた。
びっくりして見てみると、そこにはジャケットを羽織っている伊野尾先生がいた。

伊野尾「なにしてるの??帰らないの??」

あき「いあや・・雨がやむのが6時なのでそれまで待っていようと・・」

伊野尾「ん・・。一緒に帰ろう・・。」

あき「え?///」

伊野尾「何かおかしい事いった?」

あき「え・・//でも、生徒と一緒に帰るなんてダメだと思いません?」

伊野尾「いーの?」

あき「え?//」

伊野尾「俺の天気予報では、降るって・・・」

あき「え?・・・」

伊野尾「ほーら。女の子が体を冷やしちゃダメだぞ。」

あき「え?//えっと・・」

伊野尾「もー・・」

少し呆れたのか教室の中に入ってきてこっちに近づいてきた。

伊野尾「完全下校時間過ぎると帰れなくなるよ?」

しょうがなくワークをバックにしまって立ち上がった。

伊野尾「帰ろうか」

少し微笑んで言ってきた。
その姿にまたドキッっとした。
少し俯いたまま歩き始めた。気まずい空気になっていた。
伊野尾は平気そうな顔をしていた。
あきは気まずいのは苦手で何か話題を考えた。

あき「先生・・・」

何だか恥ずかしくてボソっと話しかけた。

伊野尾「ん?なに」

あき「最近寝てますか??」

伊野尾「んー・・・。」

あき「家政婦の○タを見たいからって、夜更かしはいけませんよ?」

伊野尾「大人はいいの!!」

あき「私だって大人の仲間ですよ?」

伊野尾「まだ、成長中でしょ?あきさん?じゃなくて、あき」

あき「呼び捨て??」

伊野尾「年下でしょ?俺家に電話した時だって”あき”って言ったよ?」

あき「・・・そうだった・・」

そんな事を話していると玄関について

伊野尾「玄関でたら待ってて」

あき「はーい」

そうして数分・・・

伊野尾「あき」

あき「あ、伊野尾先生・・・」

伊野尾「あれ?雨晴れた?」

あき「え?あ、ほんとだ」

ぼーっとしていたせいで気づいていなかった。
空を見上げると雨は止んでいた。

伊野尾「まあ、いっか。今の時間危険だし・・。」

あき「そ・・そうですね・・。」

あきは伊野尾のそばに来た。
そうして歩き始めた。

伊野尾「はあー。やだなー」

あき「ん?なにがですか?」

伊野尾「え?雨が止んだ後の水溜り・・。靴が汚れちゃうもん」

あき「いいじゃないですか。楽しいですよ?」

伊野尾「あきと違って俺は大人だから、子供の遊びはしないの」

あき「子供じゃないです!大人です!!」

伊野尾「ふっ・・。子供・・・」

あき「むぅ・・・」

後ろ向きになりながら歩いていた。
その時突然手を引っ張られた。
あきはそのまま抱きしめられるようなかたちになった。

伊野尾「ばか・・。あぶねえよ・・。車がきてたぞ。」

あき「????///」

あまりの恥ずかしさで声が出ない。
胸の鼓動が聞こえてきた。そして、あの香りがした。

あき「//////」

伊野尾「おーい?」

あき「へっ?」

伊野尾「いや・・。どうした?」

あき「え・・///?」

伊野尾「もしかして、また風邪引いた?」

そういって心配そうに聞いてきた。

伊野尾「どれどれ・・」

あき「~っ////!!!!」

伊野尾の顔が近くにきた。

伊野尾「・・・クスクス・・」

あき「?????」

伊野尾「ふふ・・・。冗談だよ。あはは。」

さっきまで近くにあった顔が離れた。
そしてあきが、顔を真っ赤にして驚いている所を見て笑っている。
笑いながらおでこに手を当てた。

伊野尾「う~ん・・・。熱はないね。良かった。ほら、行こう?」

さっきの事が頭から離れない。

あき「い・・・//・・伊野尾先生?」

伊野尾「ん?」

歩きながら聞いてみた。

あき「あの//・・伊野尾先生は何か香水とかつけているんですか//?」

伊野尾「んー?そうだよ。あ、でもほんの少しね?」

あき「へー」

伊野尾「学校だからね。ほら、香水とか付けすぎるとスズメ蜂とか寄ってくるから。
もし、野外活動とかに行っていて生徒の手当てをしてる時に蜂が来て生徒が刺された何てなると
ダメだからね~」

あき「そうなんだ・・・。何か意外と知識が豊富。」

伊野尾「以外とは何だ!!これでも頭はいいんだぜ?」

先生とこんなに話したのは初めてだった。
いつもは友達とばかりで、先生と話す機会なんてはあんまりなかった。

あき「あ、私ここを通るので・・」

伊野尾「え?危ないぞ。ここは。俺が家まで送るから・・」

あき「え?でも、先生の家は・・?」

伊野尾「俺はこっちのほうでも行けるから。」

あき「そうですか・・。」

また2人で歩き始めた。
6時を過ぎるとここは家の明かりと電灯の灯りだけだった。
たまに不審者も出るという。

伊野尾「ここ、怖いでしょ?」

あき「大丈夫ですよ。先生は怖いの苦手なんですか??」

伊野尾「お・・俺はこわ・・怖くなんかない!」

あき「動揺しすぎw。あ、私ここなので・・。」

伊野尾「ん。じゃあね」

あき「伊野尾先生も気をつけてください。さようなら」

伊野尾は手を振りながら帰った。
見えなくなるまで玄関にいた。

あき「ただいま・・」

お母さん「おかえり。今日は遅かったね。」

あき「うん、仕事があったからね。」

その時

????「うらああああ!!!」

2人「????」

あき「え?何??」

お母さん「誰かしら????」

気になり外に出た。
声がしたほうに走っていった。
そこには男2人がいた。
1人はさっき大声を出しただろうと思われる60代ぐらいの男性。
顔が赤かった。多分酒に酔ったのだろうと思った。
もう1人は20代ぐらいの若い男性だった。
その時あきは何かに気づいた。

あき「・・伊野尾先生???」

そう言ったら男は振り向いた。





フラフラとなりながら家に着いた。
鍵は自分で開けて家に入った。

あき「ただいま・・」

と、いっても誰も居ない。両親は仕事・・。
ただいまと言っても聞こえないのは当たり前。

靴を脱ぎ部屋に行く。制服を脱ぎショーパン、シャツに着替える。
そうしてベットに入る。
風邪を治すため眠りについた。
お昼も食べずに寝ていた。
それから1時になろうとした時”トゥルルルル、トゥルルルルル”と電話が鳴った。
休んだため少し体の調子が良くなった。
体を起こし電話の鳴るほうへ向かった。

あき「はい・・もしもし」

???「あ、もしもし。こちら河西高校の保健職員、伊野尾慧と申します。
あ、東あきさんのお母様でいらっしゃいますか?」

あき「・・伊野尾先生?」

伊野尾「・・あれ、お母さんじゃない・・。あき?」

あき「はい、どうしましたか?」

伊野尾「いや、体調のほうが心配で電話した。大丈夫?体調のほうは?」

あき「あ、はい。帰ってきてからずっと寝ていたので・・」

伊野尾「お昼食べた?」

あき「いいえ。食欲がないので・・」

伊野尾「もしかして嘘ついてる?」

あき「?」

伊野尾「もしかしたら料理が作れないとか・・。」

あき「作れます!!ただ、食欲がないので・・」

伊野尾「食べなきゃダメだぞ。貧血なんだから・・。鉄分が多いのを取らなきゃ。
家に行くか?料理作ろうか?」

あき「いや、大丈夫です」

伊野尾「そうか。じゃあしっかり食べろよ。風邪も治さなきゃいけないから
暖かくして体を冷やさないようにな!」

あき「はい。」

伊野尾「それじゃあな」

あき「はい、先生もしっかり寝てくださいね」

伊野尾「ありがとう。じゃあね」


食べろと言われても食べる気にならない。

あき「・・・寝よ・・」

部屋に戻ってベットに入った。


徐々に外も暗くなり、両親も帰ってくる時間になった。

お母さん「ただいま~・・って、あれ?あき、いるの??」

あき「ん~・・・ん?あれ、5時だ。」

ベットから出て下に降りた。

あき「お母さん。午前中で帰ってきた」

お母さん「あら、大丈夫?」

そう言いおでこに手を当てた。

お母さん「あら。熱いわね・・。今ご飯部屋に持っていくから待ってて。」


そういわれ部屋に戻った。

お母さん「おまたせ~。おかゆだよ」

あき「やった。お!卵も入ってる!!」


嬉しそうに食べる娘の姿を見て微笑んでいた。
食べ終わり歯を磨き終わると

お母さん「しっかり体を休めるのよ。お休み」

電気は消され暗くなった。また、眠りについた。


次の日。この日はあまり天気が良くなかった。
あきの体調もあまりよくなかった。

あき「うう・・。昨日は少し良くなったのに・・。」

そんな事を呟いていた。時計は9時25分を指していた。
1時間目の授業の最中だ。

あき「ああ・・確か今の時間は数学かな・・」

そう言いながら外を見た・・。

そのころ伊野尾も保健室から外を眺めていた。

伊野尾「はあ・・・・」

この日はなぜかため息しかつかない。
別に悲しい事があったわけでもなく・・。
でも、あきが学校に来ていない事だけが何だか寂しかった。

伊野尾「あ~。ねみい・・。昨日遅くまで家政婦の○タを見るんじゃなった・・。
でも最終回が見たい・・・。うう・・・」

家政婦の○タが気になる伊野尾・・。


あき「ああー!!!つまんない」

そんな事言ってもやる事がない。
勉強って言ってもやりたくない・・。頭が痛くなる。
悩んでいるうちに時間は過ぎていった。

あき「うーん・・・」

午後2時・・・
あき「・・・・しゃーない・・。勉強しよう・・」

30分後・・・・

あき「あー!!わかんない!!何かイライラするような・・・。モヤモヤするような」

テストが近いのに・・。
いつもならこの期間だと勉強に集中しているはずなのに。
なぜか頭に入らない・・・。
集中できない原因を考えた。
”風邪を引いて頭が痛い・・”
”最近何かがあった・・・”
”お父さんと些細な事でケンカする”
色々考えてみた・・・。だけど1番の原因は

あき「伊野尾先生・・・」

先生の寝顔・・・。
怪我をして消毒してもらった時、ベットで休んでた時の事
ドキドキした事が沢山あった。
もしかしたら恋を・・・?
いや・・・。そんな事はない・・。
だって先生と生徒だから・・・。

あき「・・・ないよね・・」

そう自分に言い聞かせた。
そのおかげですっきりしたような気になった。でも、まだどこかでモヤモヤするような
気持ちだった。

勉強しているうちに暗くなっていた。
下からお母さんの声がした。
下に降りるとお母さんが料理を作っていた。

お母さん「あき、顔色よくなった??」

あき「え?いや?頭痛いかも・・」

お母さん「あらまあ・・・。学校いつ行けるかね・・・」

あき「明日行きたい!!頭痛治す!!」

お母さん「そ。まあ、それよりご飯にしましょ」

あき「はーい」

お母さん「あき、お願い。こっち手伝ってくれる?」

そんなことをしていると、お父さんが帰ってきた。
少し疲れた感じだった。

あき「おかえりんご!!」

お父さん「お!馬鹿娘」

あき「なんですって??」

ここでまたケンカが始まった。
いつもケンカをとめるのはお母さん。それか、自然になくなる。
ご飯をたべ、勉強を少しした。それからお風呂に入って11時に寝た。

そのころ伊野尾は・・・

伊野尾「あ”-!!!!」

1人で叫んでいた。

伊野尾「家政婦の○タが・・。最終話のDVDがない・・。どこだぁー!!!」

夜中に気合で探していた。
それから2時間後・・・

伊野尾「ああ・・・あった!!・・ねむっ・・・」

見つかって安心したのか急に眠気が襲ってきた。
伊野尾「ふぁあああ・・。ねよっ・・」

近くにあった布団をテキトーに敷いて電気を消して寝た。


・・・次の日

あき「ん~・・。ん?頭痛くない・・。やった!!」

嬉しくてベットから起きて下に行った。

あき「お母さん、おはよ!!」

お母さん「あら、おはよ。どお?調子は?」

あき「だーいじょうぶ!!このとおーり!!」

お母さん「はいはい、早く食べないと遅れるよ?」

あき「はーい!!!」


in学校

あき「おはよーーーー!!!さくらぁーー!!!」

桜「おはよ!!!」

いつものようにベッタリくっつく2人。

それからさっきまで青空が見えていたのに
だんだん天気が悪くなってきた。











ある日の朝・・・

あき「・・・・」

鳥の鳴き声で目覚めた。カーテンの隙間から朝日が差し込む。
今日は何もない。ただ学校があるだけ。下ではお母さんが朝食を作っている音がした。
ぼさぼさになった頭のまま下に降りた。
キッチンにはお母さん。お父さんはTVのニュースZIPを見ていた。


あき「おはよー・・・。」

お母さん「おはよ。よく眠れた?」

あき「うん・・」

お父さん「あき、学校だろ。早く起きなさい」

あき「うちはあさがキライなの」

お父さん「まったく・・。こんなわがまま娘が・・」

あき「・・・お父さんに似たから」

お父さん「何だ。お父さんはそんなわがままではないぞ。いい人だ。お前と一緒にするな!!。」

あき「なにさぁー!!」


朝はこんな些細な事でケンカする。これが東家の1日の始まり・・。

お母さん「あき、早くしないと遅れるよ。」

あき「そうだよ。お父さんとケンカしている場合じゃないよ。お父さん。やめてよ!!!」

そういってパンを口に頬張る。牛乳を飲んでキッチンに食器を置いて
急いで2階に上がる。
身支度をして鞄を持つ。玄関のドアを開けると空はすがすがしい。

あき「いってきます!」

小さな子供みたいに言って家を出る。
学校はすぐそこ。歩いて10分ぐらいの所。河西高校と書かれた校門を通る。
”確か今日は朝会があったはず”と思い走って玄関に行く。
教室に入ると友達がいた。

あき「おはよー!」

桜「おはよ!あき。今日は早いじゃん。珍しい~」

あき「何さ。うち遅れていないよ。」

桜「ギリギリじゃん。いつも(笑」

あき「いいの。間に合えば」


この子は一番の親友桜。他にも中がいい人はいるけど桜は一番!

桜「今日の朝会で新しい先生が来るんだって」

あき「へー。どんな人だろう・・・」

そんな事を話しているうちに朝会のお知らせの放送がなった。
”朝会が始まります。8時15分までに体育館に集まってください。繰り返します・・・”

そうすると皆が体育館に行く。

体育館に着きクラス順に縦に並ぶ。皆が集まった所で朝会が始まった。

「えー・・・。それでは新しく来た先生の紹介を行います。それでは、どうぞ」

ステージにはスーツを着た若い男の先生が・・。

「はい。今日からここの学校の保健室の先生になる
伊野尾慧です。よろしくお願いします。」


桜「かっこいいね・・。」

あき「・・・うん・・。」


朝会は先生の紹介と他の先生からのお知らせだけで終わった
1年から次々と自分達の教室へ帰って授業を受ける

それから午前の授業は終わりお昼になる

皆は話しながら食べている。女子の話の話題はやっぱり今日新しく来た
伊野尾慧先生の話だった。
ただ見た目だけで決め付けるなんて・・・。
知らない人なのに・・関わった事もないのに付き合いたい、告白しよう・・なんて
そんな事ばかり聞こえてきて正直うんざりしていた。

あき「なにさ・・・・」

桜「?あき、どうした?」

あき「え?なにも?」

新しい先生の話なんてどうせ時間が経てば少なくなるだろう・・。
そう思っていた。でも、全く収まる気はなくずっと続いた。
先生が来てから8ヶ月が経とうとしていた。
来年から大学受験などで忙しくなる。2年生の後半から一気に空気が引き締まる感じになる。
でも授業に体育の時間がある。その少しの時間だけど気分転換になる。

今日は外でサッカー。女子だけである。
コートには選手が入っている。応援をする側でひまだった。
近くにあったボールを1人で蹴っていた。
ため息をつきながらボールを蹴って空をみてみた。

あき「きれいだな・・・。」

そんなことを言いながらボールを持ってきて誰も居ないところにボールを思いっきり蹴ろうとした。

あき「えい!!」

ボールは遠くに飛んでいかず近くを転がって。あきはそのまま転んでしまった。
コメディアンみたいに思いっきりころんだ。
サッカーを観戦していた桜はびっくりして駆け寄ってきた。

桜「大丈夫?てか・・怪我が・・。保健室行く?」

あき「ううん・・。一人で大丈夫。行ってくるね・・・」

怪我をした痛みに耐えながら一人で保健室に向かった。

保健室のドアをノックした。

あき「失礼しまーす・・・。って、あれ??」

そこには机に顔を伏せている先生がいた。保健室にある消毒液のあの独特な匂いと
先生の服の香りがした。
それだけでもドキドキしてしまった。

あき「伊野尾先生・・・・」

顔を覗き込むと瞼が閉じていた。

あき「寝ている・・・・」

長いまつげ。白くキメが細かい肌・・・。

さっきよりドキドキしてしまった。

伊野尾「ん・・・・。んんー・・。ん?」

急いで起きてこっちを見てきた。

伊野尾「あれ?どうしたの?」

あき「あ・・あの、怪我をしてしまったんで・・・。」

伊野尾「あ、そっか。ゴメンゴメン。寝ていて気づかなかった。
そこに座って。今、消毒するから・・・」

そういわれて椅子に座った。

伊野尾「今消毒・・・・・あれ?」

あき「どうしました?」

伊野尾「いや、そこの椅子に座って消毒しようとしたけど・・」

あき「あ!すいません!」

立ち上がって歩こうとした時いきなりフラついた。


伊野尾「危ない・・」

・・・・・・・
誰かに受け止められたような・・。さっきの服の香り・・。
筋肉がついた腕につかまっているような・・。

ゆっくり目を開けた。


あき「!!!・・・」

伊野尾「・・・大丈夫?」

さっきフラついて倒れそうになったから体調が悪くないかと思い
おでこに手を当ててきた。
手首の脈を確認して。

伊野尾「貧血でしょ?」

と言い椅子に座らせ自分も椅子に座って消毒を始めた。
チクチクする痛みが体中に走った。

あき「いっ・・・!」

伊野尾「・・・・・・はい。終わったよ。貧血だから少し休めば?
1時間ぐらい休んでまだ授業受ければ?」

心配そうに見つめてきた。

あき「・・・はい・・。」

伊野尾「そっか・・。じゃあベットに」

伊野尾先生はベットのシーツを敷き枕を置いた。

伊野尾「いいよ寝て。」

言われたとおりにベットに寝た。
白い布団がかけられた。もう1回おでこに手を当てて

伊野尾「ん・・・。熱があるね・・。」

”いやいや、先生のせいで熱くなってます!!"なんて言えなく黙っていた。

伊野尾「大丈夫?」

そんな優しい瞳で見つめられると余計に体温が熱くなってしまいそうだった。


伊野尾「それじゃ、担任の先生に事情を話してくるね。」

そういい残して保健室を出た。
数分して先生は帰ってきた。

伊野尾「じゃあ、また次の時間になったら調子を聞くから、それまで休んでいて。
すぐそこの机にいるから・・・。おやすみ」

そうして目を閉じた。
疲れていたのかすぐに眠りにつけた。



伊野尾「あきさん・・・。」

そう呼ばれ目を開けた。

伊野尾「あ・・。体調は?」

あき「・・・いや。何かあんまりよくなんないです。」

伊野尾「そっか・・。じゃあ早退する?多分ね風邪とか引いたと思うよ。」

あき「じゃあ・・帰ります・・。」

そういいベットから起き上がって教室に行き帰る準備をしようとした。

伊野尾「・・まってて。」

あき「え?」

伊野尾「荷物持ってくるから・・・」

保健室から出て教室に小走りで行った。


あき「・・・・・」

そして数分後
保健室に帰ってきた。少し息を切らしながら右手にバックを持っていた。

伊野尾「はい。荷物・・」

あき「ありがとうございます」

立ち上がってバックを受け取った。

伊野尾「途中まで送るよ。」

あき「え・・でも・・仕事忙しくないのですか?」

伊野尾「ううん・・。仕事も終わったし。お知らせを作るだけだし・・。
今の時間どこのクラスも体育の時間がないから、まあ気分転換で・・っと言う事で。」

あき「はあ・・・」

伊野尾「ん・・。それじゃあ行こう」

ドアを開けて廊下に出た。今の時間は授業中でとても静か。
ただ自分と隣にいる伊野尾先生の足音だけ響いていた。
沈黙した空気の中隣であくびをしている伊野尾先生・・。とても眠そうだった。

あき「先生・・?」

伊野尾「ん?」

あき「先生も大丈夫ですか?眠そうだし・・」

伊野尾「あー。昨日DVDを見てたんだ」

あき「何を見てたんですか?」

伊野尾「んー。家政婦の○タ」

あき「・・・」

伊野尾「あ、ついたよ」

あき「あ、はい。」

靴を出して履いた。

伊野尾「・・じゃ、気をつけて」

あき「さようなら・・・」

頭を下げて帰った


伊野尾「・・・」

あきが校門を過ぎるまで玄関で見ていた

伊野尾「・・・・はあ・・」

伊野尾はそのままうつむいて

伊野尾「・・・なんでだろう・・」

自分の気持ちの変化に気づいたのだった
自分は生徒に恋をしてはいけないのに・・。
そう思いながら保健室に帰っていった