西向林道(米沢市)、初乗り! | 山と 写真と 自転車と - MTB林道トレイル日記

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MTBスノーライド

 

朝からボェッとして テレビの洋画「ボルケーノ」を見ていると(正月早々なんて映画を放送しているのだ!)

 

外がやけに明るい!?

天気  晴れ

気温  4℃

路面  ドライ

体調  ますますFatty

 

行くか!   “走り初め” へ

 

早々に準備し9時30分 準備整いました。  手袋ヨシ! 防寒ヨシ! (ひょっとして吾輩は初登場かも?)

 

奥山はとても無理なので、里山はどうかなぁ?などと考えつつ、とりあえず、近くの小野川温泉を目指すことに。

小野川街道途中の風景。路上に雪はなく路面はドライ。   この時期のこれは間違いなく異常気象だ!

 

しばらく走ると、今年初の野生を発見。

 

サルの群れである。   何かを無心で食っていた。(こいつら人間を全く恐れず、むしろ吾輩が観察されてる状況)

 

また走り、小野川温泉到着!

正月の書き入れ時にも関わらずこの静寂感。   温泉旅館存続がヤバイ

 

(昔は、周辺の住民の憩いの温泉であったが、最近旅館の宿泊費が高騰し、とても市民が気軽に宿泊できる宿とは言えなくなってきている。地元住民を無視した高額な料金での運営は衰退を招く典型)

 

この暖冬でスキー場は御覧の状態。

小野川スキー場

(ここは料金が良心的なファミリースキー場である。)

 

今年の2月と比べると

(そういえば、去年は2月24日に初乗り。今年は約2か月ほど早い。  大丈夫だろうかこの異常気象)

 

さらに先を急ぎ、西向林道入り口に到着。

自動車が通った跡。轍があれば自転車での登坂もできる! ここで積雪約15㎝。

 

よし! 者ども山攻めじゃ!、、、おぉー、おぉー、、、    威勢もたくましく進撃したのであった。

このワダチに沿って登坂するのだが、それがとっても難しい。

時速4~5kmでまっすぐ進むのは至難の業。右に逸れ、左に逸れ、体力を極端に消耗させながらの登坂である。

 

ワダチは、圧雪されているためタイヤに掛かる負荷がとても少ない。新雪はまるで泥沼を走るようにタイヤに掛かる負荷が大きい。

 

山を登るにつれて積雪が増え、頂上近くでは積雪約30cm。    雪中行軍となる。

MTB雪上ライドMTB雪道サイクリング

マウンテンバイク雪

自転車は、雪まみれ。

 

気温が5℃と高めのため何とか登れる。

 

もし自転車がこの状態で、気温が氷点下近くになると、ディレイラーとチェーンが凍り始めてシフトできないばかりかチェーンが脱落を起こし生死に係わる状態になる。今日は異常気象のおかげで気温が高めだから林道に突入したのだ。

 

「頑張って、頑張って、そーれ、それ」 オールブラックスのハカのリズムで自分に気合を入れながら進む。

 

すでにヤッケは脱いでいるが、背中に汗がジン割とにじむ。(寒冷地仕様の体には、気温5度は暑すぎる。かも?)

 

登り始めて1時間。

やっと頂上手前のキャンプ場入り口に到着。

積雪30㎝の中、自転車で進むには、はっきり言って相当な体力がいる。それを自慢するかのようなポーズ。

(お前がいけるなら、だれでも行けるよ!  そんな声が聞こえそうだが、、、)

 

湧き水でのどを潤し、300m先の頂上めざし進む。

 

そして、林道頂上に到着。

頂上から、わが町を望む。

頂上に到達したときの充実感。        いいんだなぁ、これが!

雪上には、うさぎの足跡。 

 

ここへ来るまで、うさぎ、タヌキ、カモシカ等の足跡多数。こんな雪の中、野生動物はちゃんと生きている。

 

さて、ここからは下り。

 

登りは、ワダチに沿って登ってきたが、下りはそうはいかない。下りのワダチ走行はとても危険。

 

したがって、下りは深雪の中を進む。

 

 

下る途中に見える天元台スキー場。

ここはリフトが動いていて、滑走可能なようだ。

どうですか? この景色。夏もよいが冬もまたよい。  これを独り占めできるから   いいんだなぁ、これが。

 

ゆっくり下っても、あっという間に下界に到着。

 

雪道の登りはさほど危険ではないが、下りはめっぽう危険。面白がって絶対にスピードを出してはならない。

がけ下に転落してもこの時期は、林道を通る人はほとんど居ず、誰も助けには来ないのだ。

 

深雪の中を進んだ自転車はこの通り。

自転車は、新品のごとくきれいになる。

 

ここから、下界のアスファルト、快調に飛ばし、無事帰還。

 

しかし、1月に初乗り、初登頂。  これからどうなることかぁ?  地球温暖化。

 

  とっても心配な年明けであった。