最近、共感した言葉を2つ | 横田陽介オフィシャルブログ「サッカーボールのある生活」Powered by Ameba

最近、共感した言葉を2つ

稀勢の里「天才は生まれつきです。もうなれません。努力で天才に勝ちます」 
 
遅咲きで横綱に昇進した稀勢の里の中学時代の文集の言葉です。
私も今までステージで何度も拍手を浴び、メディアにたまに出たときに、周りに担ぎ上げられるようなことはありましたが、自分のことを天才だと思ったことは今まで一度もありませんでした。
ただ、努力に関しては天才であろう。努力をする才能を自分は持っている、と今でも信じています。
競技の才能と努力の才能の両方を持っている人が一番なのでしょうが、前者を後者で補うことはできますが、その逆はできないので私は後者の才能の持ち主で良かったです。
更に、後者の才能は後天的なものだと思います。
 
中学生にして、この言葉が出てくる稀勢の里は本当に努力の天才だな、と思いました。
ちなみに私の中学の卒業文集は「遠足の時、友人に自分のおにぎりを食べられてしまい、大変悔しかった」という内容でした。
 
 
キングカズ「勝つためにやるより、楽しいからやる」
 
言わずもがなのこの人の言葉。
そこらへんのガキンチョが全く同じセリフを吐いても軽薄にしか感じませんが、カズの言葉にはやはり哲学を感じますね。
ここから先は私の全くの想像に過ぎませんので彼の本意でなかったらすみません。
私がこの言葉から受けた印象は、「(試合に)勝つためにやるより、(自分に勝つために努力することが)楽しいからやる」のだろうな、と。
私がサッカーしかしてなかった時には、勝負に勝つことと試合に勝つことは同義でしたが、フリースタイルを始めたことで、世の中には色んな勝ち方があることに気付けました。
フリースタイルは練習中の大部分が自分と会話する時間だったので、自然と自分に勝つ楽しさを学びました。
キングカズも、長いキャリアの中で幾度となく自分と会話して、この言葉が出てきたのだろうなと。彼の人生には万人のキャリアに通用する学びがたくさんあります。
 
20代前半の時に、とあるパーティで一瞬だけ三浦知良さん、中田英寿さん、ラモス瑠偉さんの日本サッカーの歴史を作ってきたお三方と乾杯する機会がありました。
人生で一番緊張したテーブルでしたね!笑
 
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