ありがとう、セバスチャン・ベッテル | YXXの公開日誌

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 今年でF1を引退したセバスチャン・ベッテル選手の思い出を振り返ります




 初めてベッテル選手を知ったのはトロロッソ加入前の2006年か2007年だったと思う。当時、オートスポーツを購読していたのですが、BMWザウバー時代のフリー走行で出走した時にちょこっと取り上げられたのがきっかけでした。まだレギュラードライバーじゃなかったから名前はうろ覚えでしたけど、10代だったということで印象に残っていました


 その後、2007年にBMWザウバー正ドライバーだったロバート・クビサ選手がカナダGPで横転するほどの大クラッシュを起こしたのを機に、アメリカGPで代役としてデビュー。いきなり入賞したから、更に印象に残った。今年で言うとニック・デ・フリース選手みたいですね



 今でも覚えているのが、その年の日本GP。トロロッソに途中から加入したあとのレースですね。この時生中継だったから私も観ていた。濃霧と雨という最悪なコンディションの中、3位を走っていたんだけど、セーフティーカー導入中に前を行くレッドブルのマーク・ウェバー選手に激突してリタイア。その後国際映像がピットで号泣するベッテル選手を写したのが印象的でした


 その後の中国GPで上位入賞したんだけど、国際映像がしきりにベッテル選手のオンボードを映していたのが興奮しましたね



 2008年のモンツァでトロロッソのマシンでまさかポールトゥウィンを果たすとは夢にも思わなかった。ゲルハルト・ベルガーさんが見守る中での初勝利だった



 2010年から4連覇したことは多くの人が覚えていることでしょう

 同年にはグランツーリスモ5とのコラボで本人が登場したこともありました(2013年発売のGT6にも登場している)



 ここ1、2年前からF1を観始めた人に向けて言うならば、全盛期のベッテル選手はとにかく凄かったということ。まるで今年のマックス・フェルスタッペン選手のようだった。余りに勝ちすぎるから表彰台でブーイングが起こったこともありましたしね



 今思うと、私はベッテル選手の人間性が好きだったのかもしれない。時には中指を立て、カーティケヤン選手をキュウリと罵り、勝ちたい余りにチームの作戦を無視してチームメイトを抜き去る……そんな人間味溢れるベッテル選手が好きでした



 これで昔から知っていて思い入れのあるドライバーはフェルナンド・アロンソ選手、ルイス・ハミルトン選手、セルジオ・ペレス選手のみになりました。この3人には1年でも長くF1で戦って欲しい



 青春時代から知っていたベッテル選手が同世代のハミルトン選手より先に引退するのは感慨深い。今後の活躍を祈ります。15年間ありがとう、セブ!