セム語からの借用語とされる「inrn」(橿、440)は、【PRZLA】(鉄、440)に重なり、
【ARYS】(火星、392)=【OWRBA】(烏、392)=【YWRQA】(nisi、529)を含意。
セム語からの借用語とされる「inrn」(橿、440)は、【PRZLA】(鉄、440)に重なり、
【ARYS】(火星、392)=【OWRBA】(烏、392)=【YWRQA】(nisi、529)を含意。
「nꜥ」(kindness、140)=「na₄」(石)=「inr」(石、380)=「ꜣpp」(蛇、182)である。此処で、
一番左の語の限定符は、[𓁻](D6)であり、「ꜣpp」(蛇、182)が鎮座する「Bꜣẖw」(42)は、
コフィン・テキスト(160)において、表語文字では、[𓁺](D5)で表される。それに鑑みて、
冒頭に提示した「nꜥ」(kindness、140)は、「Bꜣẖw」(42)に鎮座する「ꜣpp」(蛇、182)の意匠。
#デンデラの黄道帯の絵柄では、「双魚宮」に当たる部分が、「二匹の鰐」らしい。その場合、
#「魚」(那)=「nꜥ」(kindness、140)=「na₄」(石)=「inr」(石、380)=「ꜣpp」(蛇、182)、である。
早く言ってくれよ!…という話だろう。そもそも、「wsy」(窓、117)は、
「蛇キタシ」=「Sbk」(鰐、103)=「sšd」(雷、475)=「sšd」(窓、475)。
故に、【牛】(宇斯)=「makara」(和迩魚)=「wsy」(窓、117)、である。
極めてシンプルだ。つまりは【牛】(宇斯)の語源は、「wsy」(窓、117)。
#「gud」(牛)は、「gu₄-ud」(to dance)、「gu₄-gu₄-ud」(舞)、「傀儡舞」を含意。
#一方で、「wsy」(窓、117)は、【XDWA D・ΘWSA】(孔雀の舞、117)を含意。
#その際に、【牛】(宇斯)は、「傀儡舞」としても知られる「孔雀の舞」を含意する。
「wr」(大、307)=「‘ꜣ」(大、82)=「‘ꜣ」(戸、82)=「ꜣpp」(蛇、182)。ここまでは、
エジプト語の内部で確認できること。最も重要なのは、この「ꜣpp」(蛇、182)が、
「鈎穴」(doorpost socket)を通るかどうか。この点である。道筋は、見えている。
* * *
(※「TLA」(thesaurus-linguae-aegyptiae)より)
焦点になるのは、「ただ一つ」と言ってよい。「ꜣpp」(蛇、182)のエピセット(epithet)として,
「inr」(石)が存在。この呼称において、①「Inar」[LAMMA](織女)が意識されている、か。
それとも、②「Inar」[LAMMA](織女)は意識されていない、か。そこが言わば境目である。
* * *
[LAMMA]は、「lamassu」(tuterary deity)とともに、「lamaštu」(a demoness)にも使用される。
「inr」(石)の背後に、「Inar」[LAMMA](織女)が意識されている、ということであれば、それは、
当該の「inr」(石)、即ち、「ꜣpp」(蛇、182)を、「lamaštu」(a demoness)と見ている…ということだ。
この「ꜣpp」(蛇、182)を、「ṣerru」(蛇)と見て、「ṣerru」(doorpost socket)に関連づけているわけだ。
#では、上記の①だろうか、②だろうか。仮に、上記の②だとする場合、どういった意味で、
#「ꜣpp」(蛇、182)を、「inr」(石)と呼ぶのか?…「snake」を、「stone」と呼ぶ、その必然性を、
#なんら説明できないとすれば、まさに、「inr」(石)と呼ぶ必然性は、①、と考えるのがよい。
【QYΘWS】(岐多斯、307)=「wr」(大、307)=「‘ꜣ」(大、82)=「‘ꜣ」(戸、82)=「ꜣpp」(蛇、182)は、
【十NYNA】(龍、642)=「ky-tՅ-s」(他国人、642)=「makara」(和迩魚)=「Sbk」(鰐神、103)、だ。
「Sbk」(鰐神、103)は、結局のところ、【QYΘWS XWYA】(蛇キタシ、345)と同体、という話だろう。
これこそが聖書で言う【LWY十N XWYA】(蛇レビヤタン、665)である。かなり分かりやすいだろう。
#ここで、「Sbk」(鰐神、103)は、「nb Bꜣẖw」(バフ主、105)、とされる。このことから、
#「Sbk」(鰐神、103)は、シリア語(アラム語)の【SBKA】(adhesion、105)に重なる。
* * *
「Bꜣẖw」(バフ、42)という山の山頂に鎮座する「ꜣpp」(蛇、182)は、上述の通り、
【SNWNY十A】(燕、719)=「wr」(大、307)=「‘ꜣ」(大、82)=「‘ꜣ」(戸、82)だ。
「ky-tՅ-s」(他国人、642)の「ky-tՅ」(他国)こそが、「北」(キタ)である点により、
「ꜣpp」(蛇、182)=「šw-bꜣ-r.w」(シュバル、719)=「Subar」(Northerner)なのだ。
結局、「オクシュアルテス」のアラム語による訓みとされている「バフシュバル」は,
「Bꜣẖw šw-bꜣ-r.w」(バフの蛇、761)であり、「παρ ά θυρο」(窓、761)であり、
「Sbk」(鰐神、103)=「sšd」(雷、475)=「sšd」(窓、475)=【KW十A】(窓、539)、だ。
「šw-bꜣ-r.w」(シュバル、719)は、「sbꜣ-r.w」(戸、382)・「‘ꜣ」(戸、82)・「ꜣpp」(蛇、182)。
即ち、それは、「Māvors」(熒惑)=「ṣarru」(flashing)=「ṣerru」(鈎穴)=「ṣerru」(蛇)。