ザクっと言えば…「Mḏꜣ」(ヌビア、60)=「tꜣ-sty」(弓矢の地、1112)=【KWΣ】(クシュ、437)。
その際に、【KWΣ】(クシュ、437)と【KΣΘA】(弓矢、442)の関係が問題になるのであるが、
前項で見たように、「Mḏꜣ」(ヌビア、60)と「mḏꜣt」(文、560)は同根であり、「Mḏꜣ」(ヌビア、60)は、
【ARMYS】(ヘルメス、442)=【KΣΘA】(弓矢、442)を完全含意。そういう状況なわけだから、
【KWΣ】(クシュ、437)が、【KΣΘA】(弓矢、442)を意味する、と見るのは、的を射た話である。
#アラビア語には、「-ta」や「-ṭa」が付かない「قَوْس」(qaws)の形が残っている。
#この点も考慮すれば、【KWΣ】(クシュ、437)そのものが、「弓矢」と見てよい。
* * *
加えて言うならば…「Nubia」(ヌビア)=「tꜣ-sty」(弓矢の地、1112)=「mulmullu」(矢)は、
【MDY】(メディア、75)=【KLBA】(犬・シリウス、75)=「sty」(矢・シリウス、610)を含意。
「κύ ων」(犬、1270)=「χού ς」(土、1270)=【KWN】(土星、97)を含意。そのときに、
【KWΣ】(クシュ、437)=「Χού ς」(クシュ、1270)=「χού ς」(土、1270)は、当たり前に,
【MDY】(メディア、75)=【KLBA】(犬・シリウス、75)=「sty」(矢・シリウス、610)…を含意。
シリア語の【KWS】(土、107)も、「Χού ς」(クシュ、1270)を提示する。このことに注意せよ。