「日子人」は、「日子人之大兄王」、および、「忍坂日子人太子」のみ。
先ずは、「日子人之大兄王」のポジションから、詳細に吟味してみる。
* * *
その前提として、「軽皇子──有間皇子」の父子を押さえておく。
「有間」(アリマ)は、【OLYMA】(若、192)を表しつつ、表意的に、
「間人」(spy)=「烏」(カラス)=「kՅ-r‘-šw」(春日)を提示。結局、
「軽」(カル)の意味が、「若」(ワカ)に通底する点まで考慮すれば、
実は、「軽」(カル)の「カ」、「若」(ワカ)の「カ」、それは、「kՅ」(春)。
その場合に、「軽」(カル)は、「kՅ-r‘」(春日)に掛かる。そう言える。
* * *
「日子人之大兄王」の兄は、「真若王」。この兄弟の母は、「伊那毘能若郎女」。
もちろん、「伊那毘」(印南)は、【牛】(Lyra)なので、「makara」(和迩魚)を含意。
「mՅ‘-kՅ-r‘」(真春日)を含意。「kՅ-r‘-šw」(春日)を含意。こういうわけだから、
「真若」(マワカ)は、「真軽」(マカル)を経由して、「mՅ‘-kՅ-r‘」(真春日)を表し、
その場合、「伊那毘」(印南)も、「真若」(真軽)も、「mՅ‘-kՅ-r‘」(真春日)を表す。
#以上に鑑みると、「日子人之大兄王」において、「日子人」の文字列は、
#「Sarasvatī」(弁財天)を表す。「sՅ-R‘」(日神の子)を表す。さらにまた,
#「Svātī」(大角)=「‘nḫ」(人)=「‘nḫ」(鏡)=「R‘」(天照大御神)を表す。(※「穴穂」(アナホ)に注意)