「田村」(タムラ)と「宝」(タカラ)の言い換えについては、一つの結論が出ている。
「なつめやし」は、「mašrû」(wealth)の木、とされる。此処で、「mašrû」(wealth)は、
概ね【SYMH】(treasure、146)である。これを踏まえるならば、「田村」(タムラ)は、
【十MRA】(棗椰子、852)であり、「宝」(タカラ)も、【DQLA】(棗椰子、247)である。
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ところが、シリア語のゲマトリアにおいて、【十MRA】(棗椰子、852)は、
【ΣMΣA】(日神、852)に重なる。その際に、「田村」(タムラ)の「ラ」は,
やはり、「r‘」(日神)である。「熱田」(アツタ)が「tՅ」(熱)を表すことから、
「田村」(タムラ)の「田」(タ)は、「tՅ」(熱)だろう。更には、既稿に鑑みて、
「村」(ムラ)は、「mw-r‘」(水日)=「šw-r‘」(無日)=「r‘-šw」(日無)、か。
まさに、【十MRA】(棗椰子、852)は、「tՅ-mw-r‘」(熱水日)と考えられる。
#要するに、「mw-r‘」(水日)も、「tՅ-mw-r‘」(熱水日)も、「r‘」(日神)の呼称である。
#そういう訳で、一方の「宝」(タカラ)も、「tՅ-kՅ-r‘」(熱春日)だろう。「宝」(タカラ)は,
#「烏」(カラス)=「kՅ-r‘-šw」(春日)に同じ。語の核心は、「r‘-šw」(日)、「r‘」(日)だ。