「沙本」の言い換えの「佐波遅」についての最終結論 | ■朽ち果てた館■

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ARIONの預言解読──音楽に載せて

 ・「btnw」(反逆者

 ・「sh」(反乱を起こす

 ・「snṯ」(反対する

 ・「snṯ ib」(怒る) 

 

ib」()が「snṯ」(反対する)、というニュアンスが「怒り」だと見て、「snṯ ib」(怒る)、

と表現されるわけだ。即ち、「sh」(反乱を起こす)と「Յd」(怒り)は、類義語であって、

この場合に、「sh」(反乱を起こす)は、「sh-Յd」(怒って反乱を起こす)とも言われる。

 

#「sh」(反乱を起こす)そのものに、既に「Յd」(怒り)の意味合いが含まれる。

#そういう話なので、「sh-Յd」(怒る)である。「sh-Յd」(反乱を起こす)である。

 

*   *   *

 

以上に鑑みれば…実は、アッカド語の「šaḫāṭu」(to be angry)、および、

šaḫāṭu」[GU4.UD](to jump on; to attack)は、上述の「sh-Յd」(怒る),

および、「sh-Յd」(反乱を起こす)に他ならない。エジプト語>アッカド語。

してみると、「沙本」が表す第一の言葉は、「sh」(反乱を起こす)だ。且つ,

佐波遅」が表す第一の言葉も、「sh-Յd」(反乱を起こす)だ。非常に明快。

 

#既に従来の稿で、「佐波遅」(忿而飛去)は、「阿治志貴」(忿而飛去)、

#と書いており、「佐波遅」は、上述の赤字斜体のアッカド語と見ていた。

#それはそれで正しいわけだが、アッカド語の「šaḫāṭu」の二つの意味は,

#そもそも、「sh-Յd」(沙本阿遅)の二語構成から、必然的に生ずるもの。

 

*   *   *

 

確認しておく。「阿治志貴高日子根神」の行動は、「忿而」(怒って)・「飛去」(飛ばし去らす)。

この「飛去」(飛ばし去らす)という行動は、具体的には、裳屋」を「」で切り伏せ、そのうえ,

」で蹴っ飛ばし、(遠くへ)離ち遣る、という行動だった。これは、襲い掛かり、壊滅させる

そういう行動だろう。即ち、「志貴」(飛ばし去らす)に相当するのが、「沙本」(反乱を起こす)だ。

ちなみに、「阿遅佐波」の「佐波」が、「沙本」の異形か、それとも別語かは、よく検討すべきだ。

別語とすれば、使役動詞の「s‘ḥ‘」(立たせる)や「s‘ḥՅ」(戦わせる)。そのあたりが候補になる。