メソポタミアの[MUL.ÙZ]の、[ÙZ](female goat)が伝承されたものが、
Syriacの【ܥܶܙܳܐ】(goat、90)=「' iz za:」だ。前者は、「琴座」(Lyra)とされ、
後者は、「御者座」の主星である「Capella」とされる。しかし、シリア語に、
【十MNYA】(八、632)=【MA十YN】(二百、632)、という等式が伝わる。(※アナグラムを形成)
・【十MNYA】(八、632)………「za.za」(八)=「za.za」(牛)=「琴座」(Lyra)=[MUL.ÙZ](牝ヤギ)
・【MA十YN】(二百、632)……【HNYWKWS】(御者座、200) ※主星は【OZA】(Capella、90)
【DNWBA】(尾、77)が、「白鳥座」の「デネブ」だけを指すわけではない、
という例と同じ。言葉としては、[ÙZ](female goat)>【OZA】(goat、90)。
「宇受」は、シュメール語形。「伊邪」は、シリア語形。母音が変化しており,
一見しただけでは同じ言葉と分かりにくいが…紛れもなく同じ言葉である。
#「za.za」(牛)=「gud」(牛)=「gu4-ud」(to dance)=「gu4-gu4-ud」(to dance).
#「天宇受売」の踊りが、「傀儡舞」(クグツ舞)を伝えるものである点を踏まえれば,
#この「天宇受売」の「宇受」は、[MUL.ÙZ](牝ヤギ)=【牛】(Abhijit)、と言えよう。
#また、「za.za」(八)に当たる天皇の諡号の「大毘毘」は、【BBA】(瞳、8)であって、
#「琴座」(Lyra)の主星である[LAMMA](織女)を指し示す。そういう中にあっては,
#「大毘毘」(開化天皇)の宮都である「伊邪河宮」の「伊邪」も、【ܥܶܙܳܐ】(goat、90)、だ。
#記は、シュメール語形の[ÙZ](goat)、シリア語形の【ܥܶܙܳܐ】(goat、90)、を共に示す。
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以上のような事例に鑑みると、古事記の作者の下には、いわゆる「レビヤタン」について、
ギリシャ語形の「κ ῆ τος」(598)も、それを借用したシリア語形の【QYΘWS】(307)も、
言葉として集まっていたと思われる。語形から、「岐多斯」は、「κ ῆ τος」(598)ではなく、
むしろ、シリア語形の【QYΘWS】(307)を写したもの。より詳細に言うと、そういう話となる。
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なお…【QAΘA】(214)=【ܩܶܐܛܳܐ】(214)は、「'qi ṭa:」、と載っているから、
【QYΘWS】(307)=【ܩܺܝܛܳܘܣ】(307)の語形は、「岐多斯」で間違いない。
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(※シリア文字は右から左へ綴るが、翻字の際は、左から右へ綴る形に直してある点に注意されたし)