聖書語句でもある【NΣRA】(鷲、762)については、
以下の様に、星座を表す語句が辞書に載っている。
・【NΣRA】(the Eagle、762)……「鷲座」(Aquila)
・【NΣRA D・ΘAS】(tne Spread Eagle、849)……未詳?
・【NΣRA D・ΣKYN】(the Sitting Eagle、1287)……「琴座」(Lyra)
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ところが…前稿で詳しく見た通り、【女】(Śrāvaṇa)=「鷲座」の主星,
「アルタイル」(彦星)は、その別名に「犬飼星」を持っており、これは、
【女】の和名として知られる「ur-gi7」(飼い犬)に対応するものである。(※単なる「犬」の意味あり)
即ち、【NΣRA】(鷲座、762)=「彦星」=「ur-gi7」(飼い犬)、という話。(※「日子」=「比古」=「彦」)
よって、「座る犬」=【NΣRA D・ΣKYN】(座る鷲、1287)=「Lyra」だ。
然るに…実際に、残されている様々な図像を見てみると、「座る犬」は、(※「kalbu」[MUL.UR.GI7](犬))
「母なるgula」=「enzu」[MUL.ÙZ](牝ヤギ)と、常にセットで描かれる。(※ダブらせて描く例、複数あり‼)
現在の比定では「座る犬」は、「Hercules(の南部)」とされているのだが,
[MUL.ÙZ](牝ヤギ)&[MUL.UR.GI7](犬)を合わせたのが、「Lyra」だ。(※これは現時点では仮説)
此の場合、古事記の「日子坐」は、「座る鷲」=「座る犬」=「琴座」(Lyra)。
#「大毘毘」(開化天皇)の「毘毘」は、【BBA】(瞳、8)=[LAMMA](織女)。
#即ち、【牛】(Abhijit)=「琴座」(Lyra)=[MUL.ÙZ](牝ヤギ)を表す。また、(※[MUL.UR.GI7](犬)も)
#これを含むのが、十二宮の「山羊座」(山羊魚)=「makara」(和迩魚)…だ。
#「意祁都比売」は、「丸迩臣」の系統であり、「豊玉毘売」(和迩)を継承する。
#ならば、「大毘毘」(開化天皇)と「意祁都比売」の間に出来る「日子坐王」が,
#「座る彦」=「座る鷲」=「座る犬」=「琴座」(Lyra)を表しても、当然と言える。
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以上から見ると、「意祁都比売」の兄である、「丸迩臣」の祖の「日子国意祁都」において、
「丸迩臣」は、「makara」(和迩魚)=「山羊座」(山羊魚)を表し、冠される「日子」(比古)も、
「彦星」=「犬飼星」=【女】(Śrāvaṇa)を表しながら、「志幾」(飛去)=「gu4-ud」(to jump)、
即ち、「gud」(牛)=「琴座」(Lyra)=[MUL.ÙZ](goat)=【OZA】(goat、90)、も表すと判る。
「母なるgula」=[MUL.ÙZ](goat)は、常に[MUL.UR.GI7](犬)を伴う。この「犬」まで含み,
「gud」(牛)=「琴座」(Lyra)だとするなら…なおさら、「志幾之大県主」が献上する「白犬」は、
メソポタミアの星座である「座る犬」=「kalbu」[MUL.UR.GI7](犬)を表す。そう言えるはずだ。