「阿遅志貴高日子根神」は、「土佐大神」としても祀られた。その場合、
当該の「迦毛大御神」は、「土左」=【ΘWSA】(孔雀、89)を含意する。
一方、「paspasu」[UZ.TUR.MUŠEN](鴨)の意味は、次のように掲載。
1) duck , duck for sacrifice or as omen ;
2) also a personal name in Old Assyrian and Nuzi dialect ;
3) a goose , a peacock (?) ;
* * *
辞書においては、「?」が付いている。それは、「孔雀」を意味する理由が,
分からないからである。しかし、その意味合いが分かろうが分かるまいが、
「迦毛大御神」は、「土佐大神」としても祀られた、という歴史的事実があり、
そういう訳で、「paspasu」[UZ.TUR.MUŠEN](鴨)は、「孔雀」をも意味した、
と見て構わない。やはり辞書の「peacock (?) 」という記載は、「?」が取れる。
#ところが、「pa’û」(a bird of Tiāmat)の異形に、「paya」がある。(※「淡道」(タンドゥ)=「Tiāmat」)
#また、この鳥は、「a peacock (?) 」とされる。要するに「paya」は、(※これは、アッカド語)
#シュメール語の「haya」=「ha-ia3」(peacock)だろう。そのさい、
#「速」(ハヤ)だけでなく、「淡道」(タンドゥ)も、「孔雀」(peacock)。