・「ḏt」(姿)……「ḏt」(永遠)
・「ḳd」(姿)……「ḳd」(土器を作る)
エジプトの言葉に軸を置いて、見てみる。【ṢLMA】(姿、192)は,
「ṣalmu」[DÙL](姿)で、「ṣalmu」[GE6](black, dark)を含意する。
即ち、【KMHW十A】(闇、595)=「Σεί ριος」(595)を含意。(※「影」も意味する)
そのとき、「ḏt」(姿)も、「ḳd」(姿)も、「影」(シリウス)を含意しよう。
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然るに、「χού ς」(土、1270)=「κύ ων」(犬、1270)=「Sirius」であって,
又、【KWN】(土星、97)=「鹿屋野」(constant)=「kīnu」(permanent, true)。
これも、【KYNA】(nature、112)=【AWSYA】(wealth、101)=「シリウス」だ。
とすると、【KWN】(土星、97)=「κύ ων」(犬、1270)=「Sirius」と見てよい。(※何度も書いている)
そういうわけで…エジプトの「ḏt」(永遠)は、「鹿屋野」(constant)に当たる。
【KWN】(土星、97)の一つの呼称であって、「ḏt」(影)=「シリウス」を含意。
「ḳd」(土器を作る)のほうも、「χού ς」(土、1270)を含意し、全く同じように、
「κύ ων」(犬、1270)=「Sirius」を含意。やはり、「ḳd」(影)=「シリウス」を。
#冒頭に掲げた四つの言葉は、すべて、「土星」だったり、「シリウス」だったり…を表すものである。
#今、「inw」(贈り物)=「犬」(イヌ)=「シリウス」こそが、「葛」(迦豆良)=「kadra」(贈り物)だから、
#【M】(水、50)=「飯豊」=「青海」(シリウス)こそが、「葛」(加豆)=「qadû」(飯豊)である。然るに、
#「ḳd」(土器を作る)に掛かる「ḳd」(影)も、「シリウス」である。その場合に、全体を見渡してみれば、
#「葛」(加豆)=「ḳd」(影)=【KMHW十A】(影、595)=「Σεί ριος」(595)と見ることも出来る。
#もっと言うと、アッカド語の「qadû」(飯豊)は、エジプトの「ḳd」(影)と同源。そう言って差し支えない。
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ところが、「iṣṣur kilīlu」(冠の鳥)こそが、「梟」=「飯豊」=「青海」(シリウス)であって、
又、「kilīlu」(wreath)や「kulūlu」(crown)から、動詞の「kullulu」(to veil, crown)が派生。
この場合に、「qadû」(飯豊)に当たるシュメール語は、「ka-du3」(cover)に他ならない。
「葛野」(加豆怒)の「葛」(加豆)は、「qadû」(飯豊)=「ka-du3」(cover)である。尚かつ,
「ḳd」(影)である。その言い換えが、「綺」(カムハタ)=【KMXW十A】(影、595)、である。
どちらにせよ、【KLYLA】(冠、132)は、「飯豊」=「青海」=「シリウス」のシンボルである。
「akû」(飯豊)は、「bīšu」(悪)=「bīšu」(property)=「mašrû」(wealth)=「Sirius」…なので,
漢語の「悪」(アク)は、「akû」(梟)=「飯豊」=「青海」=「シリウス」。こう結論づけてもよい。