元々、「lāsimu」(swift)は、「lāsimu」(runner)の意味を持っており、
此の場合に…たとえば、「速須佐之男」が冠する「速」に就いても、
「sar」(to run)=「sāru」(false)=「ṣarru」(火星のflashing)を含意。(※「šāru」(敵)である)
* * *
ところで、「真昼」(マヒル)に聴こえる「māḫiru」(enemy)は、
「maḫīru」(market)に掛かる…その「makīrum」(market)は、
当然ながら、「mākiru」(merchant)と同源の語である。結局,
「māḫiru」(敵)=「šāru」(敵)=「ṣarru」(火星のflashing)、で、
「maḫīru」(市)は、「māḫiru」(敵)=「ṣarru」(火星のflashing)、
という話になる。したがって、まさに、「mākiru」(merchant)は、
「makrû」(red)=「ṣarru」(火星のflashing)、も含意するわけだ。
#そういう訳で、「Mercury」を意味する【十GRA】(merchant、806)は、(※【十AGRA】(808)に同じ)
#【MKRA】(朱、382)=「makrû」(red)=「ṣarru」(火星のflashing)だ。
#詰まり、「mercury」(朱)の語源は、「makrû」(red)=「火星」、でよい。
#【十GRA】(merchant、806)=【DGLA】(false、51)=「火星」なのだ。(※これ即ち「財」(タカラ)だ)