シュメルの文字で「女」を指すものは女性器の象形文字だが、「母」は家の中に神という象形文字である pic.twitter.com/rgtFDi5Xmr
— シュメールの生活bot (@enlil_anzu) August 3, 2023
形式的に言えば、「家人」=「間人」=「ḫaḫḫūru」(spy)は、「ḫaḫḫūru」(烏)なので,
「隼人」(ハヤト)が表す「ḫayyattu」(spy)も、「erēbu」[UGA.MUŠEN](烏)である。
ところが、さしあたり、【OWRBA】(烏、392)は、【ARYS】(火星、392)を含意する。
つまり、【XY十】(529)は、「ḫayyattu」(spy)の「erēbu」[UGA.MUŠEN](烏)を言い,
更に【PWΣKA】(embarrassment、529)=「熒惑」を含意する。以上は既述である。
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然るに…上述の「erēbu」[UGA.MUŠEN](烏)は、何度も述べているように,
「goods」や「money」が、「erēbu」[KU4.RA](to come in)することを含意する。
即ち、「šarû」[NÍG.TUKU](wealthy)=「Sirius」を含意する。それに鑑みると,
【YWRQA】(青、529)=「nisi」[SAR]も、「šarû」(wealthy)=「Sirius」を含意。
【XY十】(529)に当たる【觜】(シ)は、「si」(角)=「kak」(爪)=「Sirius」を含意。
#そういう訳だから、【觜】(Mṛgaśīrṣā)=【XY十】(529)に当たる「天命開別」(天智天皇)は、
#「命開」の部分が、「命の木」(なつめやし)、即ち、「iṣ mašrû」(wealthの木)を表し、まさに、
#「kakkab mašrû」(wealthの星)=「Sirius」を含意する。今さらに…【MQWRA】(觜、559)が、
#「makara」(鰐)に掛かる点に注意。「mṛga」(鹿)も、「mṛga」(鰐)=「makara」(鰐)、という話。
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いずれにせよ、「家の神」であるところの【AMA】(母、54)は、結局は,
「家人」=「間人」=「ḫaḫḫūru」(spy)=「erēbu」[UGA.MUŠEN](烏)。
「goods」や「money」が、「erēbu」[KU4.RA](to come in)するのを含意。
したがって、「šarû」[NÍG.TUKU](wealthy)=「Sirius」を含意するのだ。
【DWLA】(宝瓶宮、54)=「麻須良乎」(大夫)=「シリウス」に整合する。