「四之大神」は「宇迦之御魂大神」のヴァリアント | ■朽ち果てた館■

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ARIONの預言解読──音楽に載せて

伏見稲荷大社は、「宇迦之御魂大神」と「佐田彦大神」と「大宮能売大神」に加えて、

相殿に「田中大神」と「四之大神」を祀る。今回は、「四之大神」について考えてみる。

 

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宇迦之御魂」(=倉稲魂)が表す「erēbu」[UGA.MUŠEN]()は、「erēbu」[KU4.RA](to come in)、

即ち、【MOLA】(crop172)=「māl」(wealth)=「mašrû」(wealth)=「シリウス」を含意する。ところが、

erēbu」[KU4.RA](to come in)の名詞の「erbu」(income)は、「erbu」()に重なる…翻って言うなら、

数字の「erbu」()が、「erēbu」[UGA.MUŠEN]()=「宇迦之御魂」(=倉稲魂)を含意するわけだ。

 

#注意すべきは、「erēbu」[KU4.RA](to come in)、即ち、「erēbu」[KU4](to come in)も、

#「erbu」[KU4](income)も、「nūnu」[KU6]()に掛かる、という点である。どういう事か。

#【】(双魚宮)=【】(camel)=「erbu」()は、「erbu」(income)=「Sirius」を含意。

#古語の「」()は、「erēbu」[KU4](to come in)と同源で、「erbu」(income)=「Sirius」。

#即ち、「」()は、「宇迦之御魂」が示すところの「erēbu」[UGA.MUŠEN]()を含意。

 

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 ・「沼名倉太玉敷」(敏達天皇)………【】(宝瓶宮)に当たる天皇  ※「gu-la」(大きな男

 ・「豊御食炊屋比売」(推古天皇)……【】(双魚宮)に当たる天皇

 

ところで、古事記において、いわゆる皇后が天皇になった例は、ただ一人である。

沼名倉太玉敷」(敏達天皇)の皇后であった「豊御食炊屋比売」が、推古天皇だ。

まさに、「豊御食炊屋比売」(推古天皇)は、【】(双魚宮)=「erbu」()の天皇で,

nūnu」[KU6]()でありつつ「豊御食」≒「飯豊」≒「erbu」[KU4](income)を含意。

即ち…「沼名倉太玉敷」(敏達天皇)の「沼名」(ヌナ)は、【NWNA】(双魚宮129)、(※発音は「nunā」)

」(クラ)は、「erēbu」[KU4.RA](to come in)、「倉稲魂」を表すものだ。また更に,

この「」(クラ)は、「gu-la」(大きな男)=「麻須良乎」(太夫)を表すものだ。まさに、

沼名倉太玉敷」(敏達天皇)が、【】(宝瓶宮)に当たる天皇、という点に注意せよ。

 

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以上を十分に咀嚼すると、日本語の「」()が、「abnu」[NA4]()を表し、

その「伊奈利」()が、「宇迦之御魂」(=倉稲魂)を表す…ということも判る。

又、【】(宝瓶宮)の訓よみが、「abnu」[NA4]()と同源…ということも判る。

」()は、「伊奈利」()、「宇迦之御魂」(=倉稲魂)を含意するという話。(※「Sirius」を含意)

」()の天皇の「豊御食」(推古天皇)は、「倉稲魂」を提示。そう見てよい。