「鴨君」と「少名毘古那」の繋がりについて | ■朽ち果てた館■

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ARIONの預言解読──音楽に載せて

iṣṣūru rabiu」[MUŠEN.GAL](大鳥)は、「duck, goose, gander」の意。

又…「uz」(duck)>「ūsu」[UZ.MUŠEN](goose)>【ܘܲܙܵܐ】(wazzā17)。

辞書により、「uz」(domestic goose or duck)。「duck」と「goose」は同類。

 

*   *   *

 

 ・英語の「duck」……「カモ」、「アヒル」、その肉

 ・英語の「goose」……「鵞鳥」、「鵞鳥」、その肉

 ・英語の「wild goose」……「カリ」、「

 

 ・漢字の「」……「カモ」、「アヒル」(=カモを飼い慣らしたもの)

 ・漢字の「」……「鵞鳥」(=を飼い慣らしたもの)、「」の類

 

漢字と英語の対応においては、「」(duck)と「」(goose)であって、

区別できる。しかし、【WZA】(goose17)は、そもそも「uz」(duck)だ。

且つ、「」も、「」も、「iṣṣūru rabiu」[MUŠEN.GAL](大鳥)、であり,

メソポタミアでは、「」(duck)&「」(goose)は、同じカテゴリーの鳥。

固有名詞に、アッカド語やシュメール語が頻出する古事記においては,

一度の登場の「」(つまり鴨君)、と、一度の登場の「biqnu」(鵝皮)は、

同じ「iṣṣūru rabiu」[MUŠEN.GAL](大鳥)として、通底するものである。

 

#どちらにせよ、一つの可能性として、「加理」()の淵源は、

#[MUŠEN.GAL](大鳥)の[GAL]()である。でなければ,

#「平群」(ヘグリ)の如く、「」(ガン)>「加理」かも知れない。

 

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ちなみに、「」の典型的な意匠である「鴨脚」(銀杏)は、

公孫樹」である。故に、「鴨氏」と「公孫氏」は、通底する。

又、「少名毘古那」が「常世」に行った後、その代役として,

光海依来之神」が登場する。この神が、「大年神」である。

その「大物主大神」の孫が、「神君鴨君」である。そのとき、

公孫」の「」も、「」(土星)=「土公神」を表す点に注意。

πάπια」(172)、【OLMA】(久延172)=「土星」に。