>尓保杼里乃 於吉奈我河波半 多延奴等母 伎美尓可多良武 己等都奇米也母
(※万葉集・4458番)
「尓保杼里」は、単に「尓保」とも言い、新撰字鏡に基づくと、
訓字には、「鳰」のほか、「鶙」(帝鳥)や「鸊」(辟鳥)がある。
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「尓保杼里乃」という枕詞は、動詞の「かづく」(潜る意)のほか、
「葛飾」(カヅシカ)や「息長」(オキナガ)に掛かる。大事なのは,
先ず、「息長」(於吉奈我)=【胃】(長息)=「karašu」(stomach)、
という点だろう。「鳰」(尓保杼里)も、「erēbu」(enter)を表すから、
「erēbu」(raven)=「カラス」を表し、「karašu」(stomach)に掛かる、(※「烏」(カラス)=「火星」に注意)
という話なのである。前提として、「karašu」(胃)=「息長」が存在。
#「κατσ ί κα」(goat)=「makara」=【牛】も、
#「勾」(罪)=「火星」を含意…「烏」(火星)を含意。
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楔形文字[NI2.HU]
[NI2.HU](self-bird)は、【井】=【Y】=「廿」を表し、【Y】(手、20)を含意し, (※【Y】(己、20)に注意)
「Hasta」(手)=【OWRBA】(烏、392)=【ARYS】(火星、392)を含意する。
「尓保杼里」ないし「尓保」は、[NI2.HU](self-bird)だから、「烏」(カラス)を、
「karašu」(胃)=「息長」(於吉奈我)を表す。その点を、押さえる必要がある。