「春日建国勝戸売──沙本之大闇見戸売──沙本毘古」という系譜があり、
ここで、「沙本毘古」は、「日下部連」と「甲斐国造」の祖とされる。この場合に、
【XΣWKA】(闇、448)は、【XSKA】(玖沙訶=“restraint”、118)、を意識する。
「日下」の表記は、“太陽直下”を意味し、【SWMQA】(赤、329)に照応するが、
ARIONは、「闇」について、元々は“【SWMQA】(赤、329)の世界”と解説する。(※以上は既述)
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今回は、「春日」(かすが)について、少しだけ考えよう。旧稿の通り、
「春日」(かすが)は、「令月」(仲春)の「如月」(ki-zalag)の言い換え、(※「双魚宮」である)
「ka-sù-ga」(empty mouth)であるが、「ka-sù-ga」(empty mouth)は、
【NYNYA】(双魚宮、149)~【PWMA】(口、149)~【角】を見るならば、
「角月」(白羊宮)をも表す。まずは、この点を押さえておく必要があろう。(※別稿を参照)
#ちなみに、よく似た言葉に、「šà-sù-ga」(hungry)がある。語構成は、
#「stomach + empty」だ。【Σ十】(六、900)=「šâḫu」(blow)が見える。(※近稿を参照)
#「角月」(白羊宮)~【胃】(白羊宮)~「šâḫu」(blow)という連鎖があり、
#「ka-sù-ga」(empty mouth)を、「沙本」=「šâḫu」(息吹)と結びつける。
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いずれにせよ、「春日」(かすが)には、「ハルヒの」という枕詞が付く。
この「ハルヒ」は、単なる「春日」の訓読と思えるが、「春」(はる)には、
掛かる言葉が山程ある。その一つが、「ḫālu」(black mole)。すなわち、
「久須毘」(大角)=「黒子」である。その意味合いを考える必要がある。