ARIONが言う「其麻の里」(其麻が里)は、古事記の「曽婆訶理」に当たるが、
それはそれとして、【KYMA】(キマ=“Pleiades”、102)の「li」(juniper)を示す。
即ち、【昴】(スバル)は、とりあえず、「subālu」(juniper)と見るのが素直である。
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正確に言えば、「li」[LI](枝)があり(上記楔形文字)、限定符の「木」が付いて、
「li」[GIŠ.LI](juniper)である。此の場合、単純に「枝」が、【昴】(スバル)を表す。
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まず、注意すべきは、楔形文字[LI]の左半分が、[ŠE](百を表す)という点だ。(※右半分は不明)
古事記に「三枝部穴穂部王」(須売伊呂杼)が出てくる。「穴穂」(安康天皇)は、
【亢】=【Ṣ】=「百」。即ち、「穴穂部」は、[ŠE](百)を含意する。そうである以上、
「三枝部穴穂部」において、特に「枝」が、「li」[GIŠ.LI](juniper)を表すのである。
#印欧系の「lily」(百合)の響きは、「li」[GIŠ.LI](juniper)に通じる。
#その点まで合わせて考えてみる必要がある。この点は後考にて。