複合動詞における主語の交替 | ■朽ち果てた館■

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ARIONの預言解読──音楽に載せて

たとえば、俗語かもしれないが、「出待ち」という言葉が有る。(※「でまち」は古語なら「いでまち」)

「お目当ての人が出てくるのを待つこと」みたいなニュアンス。

もともとは、動詞の連用形+動詞の連用形という構成である。

言うまでもなく、「出」の主語、「待ち」の主語、それぞれ異なる。

 

#但し…既に「出」のほうは、名詞化しており、

#「○○を待つ」と言っているだけかもしれぬ。

#即ち複合動詞と見る必要はないかもしれぬ。

 

*   *   *

 

複合動詞を形成する場合、「いでゆく」のように、(※ここで問題にするのは並立型)

「いで」の主語と「ゆく」の主語が一致し、更には、

自動詞同士か他動詞同士の組み合わせになる。

「抜き取る」、「追い払う」、「吹き荒れる」、 …etc。

 

しかし、すべてがすべて、そうであるかは、慎重に、

見ておく必要があるはずだ。「うけひ」の結果として、

「落つ」ことを、「うけひ落ち」と言ったりするかどうか。

前項・後項で主語が交替する例は、どんな例なのか。

 

以前にも述べたが、風に吹き飛ばされる物を指して、(※「吹かれて飛ぶ物」と言っても同じ)

○○が「吹っ飛ぶ」と表現。風が吹き、物が飛ぶ意だ。

こうした表現は、古語の中において、有るのかどうか。

本例は、受身表現が省略できるケースと言えるだろう。(※飛ばされて、結局は飛んでいるから)

 

#但し、噴水において、「水が噴き上がる」ようなイメージで、つまりは、

#「噴き飛ぶ」ようなイメージで、「吹き飛ぶ」と言うようになったのかも。

#それならば、「吹き飛ぶ」(吹っ飛ぶ)という表現は、一種の誤用だが。