前々項および前項で見た通り、アッカド語では、「šumēlu」(左)が、「北」も意味する。
また、「imittu」(右)が、「南」も意味する。これは、シリア語でも、同様と考えられよう。
何故ならば、【SMLA】(左、162)について「北」の意味は載っていないが、少なくとも、
【十YMNA】(南、632)が【YMYNA】(右、152)の派生語である点は辞書が明記する。
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然るに…【YMYNA】(右、152)は、「imin」(七)と同根であり、
【SYNA】(シン=“nanna”、152)は、「七」(なな)に定位する。(※魔方陣を参照)
且つ【十YMNA】(南、632)は、【十MNYA】(八、632)を含意。
#つまり、【十YMNA】(南、632)の淵源は、「imin」(七)だから、
#【十MNYA】(八、632)も、実のところ「imin」(七)を含意する。
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以上を踏まえれば、「建御名方」において、「御名方」の「御名」は、
その字義から【昴】=【W】=「七」を表しつつ、「御名方」の全体が、
「南方」を表す。こう結論できる。また、【YWRQA】(nisi、529)には、
「如月」(双魚宮)が照応するから、「御名」は、梵語の「mīna」も表す。