>尓詔其隼人「今日、与大臣飲同盞酒。」共飲之時、隠面大鋺、盛其進酒。於是王子先飲、隼人後飲。
>故其隼人飲時、大鋺覆面、尓取出置席下之剣、斬其隼人之頸、乃明日上幸。故、号其地謂近飛鳥也。
>上到于倭詔之「今日留此間、為祓禊而、明日参出、将拝神宮。」故、号其地謂遠飛鳥也。
(※古事記より)
摩登伽経を見れば、月宿の【角】の箇所に「飛鳥」の記述があり、
また、【心】の箇所に「鳥」の記述がある。此れは、とにもかくにも、
古事記の「遠飛鳥」&「近飛鳥」に対応する!! 摩登伽経の背景と、
古事記の背景は、そもそも同じである。このあたりは、揺るぎない。
* * *
現行の解釈だと…「明日上幸」の「明日」(あす)が、「遠飛鳥」の「飛鳥」(あすか)に掛かり、
「明日参出」の「明日」(あす)が、「近飛鳥」の「飛鳥」(あすか)に掛かることが、指摘される。
そんなことは別に研究しなくても、だれでも分かることだが、現時点で、さらに分かったのは、
「上幸」の訓み方、「参出」の訓み方に拘らず、これらは事柄としては「行く」ことだから、結局、
「明日上幸」も、「明日参出」も、「明日行く」(AS.IKU)と言いたい。こういう分かりやすいことだ。(※Sumerianの提示)
#但し、それだけではない。允恭天皇の「遠飛鳥」は、旧辞的部分を見るなら、
#「於味白檮之言八十禍津日前、居玖訶瓮而、定賜天下之八十友緖氏姓也」
#という場所である。「味白檮」(甘樫)の丘は、今日も「遠飛鳥」の範囲である。
#この記事は、諸々の豪族(?)の氏姓を糺した記事である。一種の「みそぎ」。
#「遠飛鳥」については、「為祓禊而、明日参出」と説かれる。そういう訳だから、
#此処に、【SXA】(自分を洗う、81)のAphel態の【ASXY】(他者を洗う、101)が、
#確実に存在する。即ち、「AS.IKU」に【ASXY】(他者を洗う、101)を掛けている。
#したがって、「近飛鳥」に関しては、「明日上幸」の「上幸」の記述が大事だろう。(※次項へ続く)