>ì, ìa (vegetable) oil; fat, tallow; butter
>ì-áb-a butterfat
>ì-bí-za financial loss (< ibissû)
>ì-du(-ga) fine, sweet-smelling oil
>ì-gi-in-zu, igi-zu as if, as though; if so, in the event that
>ì-ĝiš vegetable oil; sesame oil
>ì-hi-nun-na precious oil
>ì-ir-a perfumed, scented oil
>ì-li fine(st) oil
(※『Elementary Sumerian Glossary』より
いろいろな「油」が続くなか、「経済的損失」を意味する「ì-bí-za」が注目される。
アッカド語の「ibissû」(夷?)に由来するという。ここでは、「ì-du」(良質な油)が、
「ì-li」(良質な油)に重なる点を指摘しておく…「入」は「伊豆」に重なるのである。
* * *
【MGSA】(oil-flask、126)~【MDNXA】(東、126)
【MSRWXY十A】(oil-flask、958)
【ORMA D・MΣXA】(oil-flask、898)
【TLWLBA】(castor-oil plant、192)ないし【TLWLYBA】(212)
【QLMYA】(castor-oil bean、312)
ちなみに、【MΣXA】(油、461)は、直ちに【XMΣA】(五、461)を含意する。
ところが、【PMΘA】(五、152)は、【YMYNA】(右手、152)、即ち「西」(入)。
したがって、特に「ì-li」(良質な油)は、「西」(入)を意味するという話なのだ。(※【MORBA】(西、435)である)
#「御真木入日子」や「伊久米伊理毘古」の「伊理」(入)は、「ì-li」(良質な油)を意味し、
#したがって、【MΣXA】(油、461)を意味し、上述により、「西」(入)を意味するわけだ。
#「入」が多用されるのは、系譜中一定範囲に限り、史学では「イリ王朝」の言葉も有る。
#そんな王朝は認めないが、【MΣYXA】(キリスト、481)の時代である点は重要なのだ。