第2のランチ主任の発言から、店長の噂が広がり、店長は、それを知ってしまった。
なぜ、知ってしまったかというと、もう1人20代の正社員の男の子が、店長とごはんを食べに行った。
その時に、その男の子が、店長は、みんなに嫌われていますと、ズバッと言ってしまったからだ。
そこから、仕事場へ来るたびに、どんよりと嫌な暗くて重たい空気が、店長を取り巻いている。
店長は、かなり猫背で、首を曲げ、体調が悪そうだ。
まるで、店長の頭の上に、青い渦巻きがぐるぐると回っているようだ。
暗い!暗い!とても店長が暗い。
それにしても、高価な物を手に入れた、ランチ主任はひどい事をする。
店長が落ち込んでいても、まだ嘘の悪口を叩く。
そして、店長は、常に悪口を言われていると思い、耳を塞いでも悪口が聞こえるようになってしまったらしい。
鬱病になってしまった!
また、ランチ主任はマネージャーに呼び出されて、最近店長暗いけど、なんかあった?
ランチ主任の事好きなんじゃないかな?
ずっと目でおっとるけどと、マネージャーが言った。
目でおっているのは、何を言われているか、気になってしょうがないからだと私は思う。
そんな日々が続いていくうちに、店長は、毎日両手で髪の毛をボサボサにしながら、ワーワーと叫んでいる。
完全に鬱。
店長がおかしくなっていくのをみかねたマネージャーが、転勤を言い渡した。
来て半年、転勤が決まった。
店長は、レジ前に招き猫を置いていた。
従業員更衣室の所にも一つだけ鍵の開かないロッカーがあった。
その二つに盗聴器をしかけたと思う。
じゃなきゃ、店長が、あそこまでおかしくはならないだろう。
常に人の目や声が気になっていた。
転勤をすごく嫌がっていた。
誰かがマネージャーに店長の移動を希望したんじゃないか?くらい疑われた。
いよいよ、転勤が近づいたときに、お別れ会をしようとランチ主任が言った。
あんなに、きもいきもい言って、お別れ会なんてなぜするの?
私は行きたくありませんと言ったら、だめ!みんな来てと。
結局、カラオケ屋でお別れ会を開催。
お弁当屋さんの弁当持ち込み、カラオケ。
そして主任の提案で、マイクで店長へ一言。
店長がいないと寂しいですとから店長の事みんな好きですとか、主任が作った言葉をみんなに言わせた。
凄くひどい話。
主任は、自分は嫌ってませんみたいな澄ました顔して、店長と写真を撮る。
それで、店長は、嫌われていたと思っていたので泣いてしまった。
泣きながら、きらわれていると思ってたから、嬉しいと言った。
でもこれは、主任が、自分は悪くない、いじめてないという表向きの顔だった。
そして、プレゼントを渡した。聞いた話、すごく安いネクタイとシャツ。
しかも、皆んなから1人
4000円集めたのに。
ルイ・ヴィトンのキーケースのお返しがわりに、私たちからお金をとって安物をお返しした。
ありえない。
いよいよ転勤。
さようなら店長。
あとで、聞いた話、店長は転勤先にいかず、この仕事を辞めてしまった。
マネージャーから聞いた話だと、誰かに監視されているとか、アパートから誰かに見られているとか変なこといい出したらしい。
そう、鬱になってしまった。
また新しい店長がきた。
私が入って3度目の店長。
そして、パートは週20時間以上なら社会保険にはいるという制度ができたころ、私への嫌がらせが始まる。
つづく