2月25日。
早朝からまた調子がひどくなり、胃の強烈な不快感で目が覚めた。
体を起こそうとすると、全身がだるくて動かない。
どうも熱が出たよう。
午前中は結局ベッドの上で過ごしたが、
食欲はわかず、お粥を少しすすっただけだった。
午後、話を聞きつけたお義父さんお義母さんが
心配して見に来てくれた。
ついでに体温計をもってきてくれたので、計ってみると39℃…。
こりゃーだるいはずだ…。
病院にいくのは嫌だったので、
解熱剤を買ってきてもらい、飲んでまた寝る。
眠りに落ちているのか熱でぼーっとしているのかわからない状態で
うつらうつらしている。
夕方熱を計り直してみても、38℃とあまり下がっていない。
おまけに、胃の調子はさらにひどくなる。
食べれば胃の底から突き上げるような不快感。
かといって吐くこともできず、気持ち悪さとひたすら戦っていた。
あまりの私の憔悴ぶりにバートルがしびれをきらしてきた。
「そんなにひどいなら、病院に行くしかないじゃないか!」
「…でも…これぐらいの熱なら普通だから、大丈夫…行かなくても治るよ…」
と必死に抵抗するけれど
「こんなに皆心配してるのに!
病院に行って安心させてあげようとか思わないの!?」
と駄目押し。
う、、、そう言われると弱いのよ
結局、夜7時過ぎになってやっと病院行きを決意した。
膝下まであるロングダウンジャケット、
毛糸の帽子、これまた毛糸の分厚い手袋を装備した私は
両脇をがっしりと抱えられながら
連行されるようにタクシーに詰め込まれ、
近くの総合病院の夜間窓口に。
症状を説明し、触診をすると
「ウィルス性の胃腸炎では?」
ということで、検査開始。
血液検査、尿検査、レントゲンに心電図…。
検査室は一箇所にないので、1階と2階を行ったりきたり。
これでさらに体調が悪化するんじゃないの!?というぐらい。
検査結果を見て、やはりウィルス性胃腸炎とのこと。
2、3日入院して点滴を打てば、良くなるとの診断が出た。
が、しかし
「外国人は入院できない」
と、この期に及んで突き放された。
というのもその病院は軍関係の病院だったのだ。
最初の触診の時点で
「この子は日本人だけど、簡単な中国語はわかる」
と(お義父さんが)言ったのに
「へぇーそうなんですか」
とかいいながらヒマな職員全員でじろじろ私のこと見てたくせにっ!!!
それならそうと早く言えぇぇぇぇぇ!!
と、だるさでうずくまりながらも
心の中で一生懸命つっ込んだ。
その場にいた誰もがそう思った瞬間だったが、
誰よりも爆発したのは、お義父さんだった。
「この娘がこれでひどくなって死んだら、
末代までのろってやるぞ!」(かなり意訳)
というようなことを言っていたらしいが、
(お義父さんお願い、そんな最悪パターンを想像しないでぇ
)
ともかく、この病院を出るしかなかった。