ディック・フランシスの「本命」(原題:「DEAD CERT」)を読みました。
これはディック・フランシスのミステリー1作目です。
自身の経歴通り、障害の騎手が主人公です。
レース中に、自分の前を走っていた本命馬が飛越中に転倒する、というシーンから始まります。
障害の騎手ならではのシーンがよく描けています。
素人には書けないものです。
謎そのものは、う~ん、普通ですね。
駄目ってことはないけど、それほどびっくりするほどでもないという感じです。
1962年に書かれたものなので、現代には当てはまらない点は多々ありますが
時代小説と割り切って読めばいいと思います。
(レース中に騎手同士でイザコザがありますが、現代ならパトロールビデオがあるので
そんなことできません。)
「血統」よりは読みやすかったです。
星は3つです。
★★★☆☆