本当のわたしへ | 許可の向こう側の世界に行こう  自信がなくて生きづらい人のための優しいカウンセリング

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名古屋市北区で「本気のスイッチ入れる会」をやっています☆山崎 忍

2011年3月に起きた東日本大震災以降「何かしなければ」と走り続けてきた私がようやくこころから休めて頭を空っぽにできた5月半ばに、一冊の本との出会いがありました。


あるキーワードが気になり、検索するとすぐにその本が見つかりました。


「あっ、この本だなぁ。この本読むと、多分わかっちゃうなぁ。。」


その本を読み終わった時に今までもやもやしていたことが繋がって、すっきりしている自分が不思議とイメージできるのです。


実際本を読んだわけでもないのに、どうしてそう感じたの理由はよくわからないのですが、なんだか確信めいた感じがありました。


ネット書店で注文したので、すぐ届いたのですが、怖くて2週間くらい読むことができませんでした←ビビリ過ぎ(笑)


怖いのと反対にわくわくし過ぎて、読むのがもったいないという気持ちもあり、とても複雑な感じでした。


ここまで期待して、違ってたらガッカリだなぁと思ったのですが、読んでみたら期待以上の内容で、私が時間を掛けて感じてきたことの多くが自分の中で言語化することができて、とてもすっきりしました。


まず、その本のご紹介をしますね。

「教えないから人が育つ」横田英毅のリーダー学 (人間性経営学シリーズ)/講談社 です。

経営者や経営に興味がある方や企業にお勤めの管理職の方などが読まれるような本ではないでしょうか。


著者の天外伺朗さんの主宰されている「天外塾」にネッツトヨタ南国株式会社の取締役相談役をされている横田英毅さんが、塾生として、またその後講師として参加された際の


横田さんと天外さん、天外塾の塾生との討議の模様を掲載し、わかり難い部分、伝わり難い部分を天外さんが補足の意味で解説されている本です。


先にお伝えすると、気になったキーワードは『教えない』です。


昨年の夏から秋に掛けて私がやりたいのは教えることではないと答えが出ていたからです。


読んでみて、すごくびっくりしたのは、横田さんが私とほとんど同じ角度で物事をみていることでした。


こんなに同じ感覚の人がいるのか?と不思議な気持ちになったのと、今まで周りにそういう方がいなかったので、ものすごく嬉しくなりました。


そして、横田さんが何年も前から自ら導き出した理論を実践されて成功していることに感動し、勇気づけられました。


横田さんと私が同じ角度で物事を捉えているのは、リーダーとしての視点があるからだと思います。


横田さん経営者なので、経営者視点も持っていらっしゃいますが、私はそれがないので、この本で語られる経営についてのお話はまったくわかりません。


また、この本の中では横田さんと考え方が似ているということで、岐阜の未来工業株式会社の創設者であり、相談役の山田昭男さんのことや、ネッツトヨタ南国株式会社と未来工業株式会社の比較し、共通類似点などを挙げて討議されています。


その章を読んで、山田さんの考えも気になり、山田さんの日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”/ぱる出版 と天外さんが書かれた「日本一労働時間が短い“超ホワイト企業”は利益率業界一!」 山田昭男のリーダー学 (人間性経営.../講談社 も読んだのですが、山田さんの考え方の中にも私と共通する部分があり、またまた気づきを得ることができました。


経営のことは、私は何一つわかりませんがリーダーとしてのあり方や視点は横田英毅さんと私は本当によく似ていると思います。


横田英毅さんも、未来工業株式会社の山田昭男さんも従業員をとても大切にされています。


社員一人一人を尊重し、信頼していらっしゃる様子が本を読むと、ものすごく感じとれます。


一般的な企業の経営と横田英毅さんの経営の違いを簡潔に表現されている文章がありますので一部抜粋して掲載させていただきます。



●普通の企業
人を育てるとき、指示命令し、先輩の真似をさせ、教育して知識を教える。


●ネッツトヨタ南国
指示命令も教えることもしない。本人が感じ、気付き、考え、積極的に発言し、行動し、結果を反省し、体得するという方法論。


※「教えないから人が育つ」横田英毅のリーダー学 P160より



横田さんのネッツトヨタ南国も山田さんの未来工業も指示命令をしないし、ノウハウを教えることもしないそうです。


全部、社員にお任せというやり方みたいです。


どうして教えないのか不思議に思う方もいらっしゃることと思います。


「教えてもらった方が早く仕事を覚えてうまく行くのに??」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。


教えないということは一つの方法にすぎないと私は思っています。


教えないという方法自体が重要なわけではないのです。


自分の内側に意識を向けることが目的で、そのために「指示命令もしない、知識を教えない、先輩の真似をさせない、叱ったり褒めたりしない、失敗を咎めない」などの方法を横田さんや山田さんは実践されてきたのでしょう。(正確に言うと横田さんと山田さんの方法は違う点がいくつもありますので、興味がある方は本を読んでみてくださいね)


企業で一般的に行われているような上記のような管理をすると、社員は経営者の顔色をうかがようになり、経営者の方を向いてしまう。


経営者の方を向いているということは自分の外側に意識が向いているということです。


外側に意識が向かいやすい環境があるから、自分の内側に意識が向かなくなる。


至極当然のことです。


自分の内側を感じることが一番大切なのですから、経営者はそこに集中できる環境を作ればいい。


そういった理論だと私は理解しています。


そして、これは私がずっと感じてきたことであり、同じ結論に到達していました。


これは経営の話しだけでなく、カウンセリングにおいてもまったく同じことが言えると思います。


私も、自分がそうやっていますから、自分の内側を感じることが大切ということはもちろんわかっていて、クライアントさんが自分の内側を感じれるようにサポートしてきたつもりでいました。


それが本当につもりだけだったことに気づいて何とも言えない気持ちになりました。


クライアントさんが内側を感じれるようになって欲しいと思いながら、その邪魔ばかりして意識を外側に向けさせていたのです。


私がやりたいことは、知識や自分がうまく行った方法を教えることではなく、クライアントさんが自分の内側を感じることに集中するための環境を作ることでした。

 

感覚的にはもう7年も前からそのことに気づいていたように感じています。


まだカウンセラーになるなんて考えてもいない頃のことで、ボランティア活動を一年半ほどする中で、徐々に気づいていきました。


感覚的にはわかっているけれど、自分で意識できるところまで上がってくるのに時間が掛かり、やっていることと、私が本当に望んでいることが食い違っているという状況が長く続きました。


簡単に言うと、やりたくないことをやらなければならないと思い込んで、我慢しながらやってきたということです。


カウンセラーになってからはこのストレスが大きくなり、私の変わった体質 も手伝い、ものすごく苦しい日々を送ってきました。


その結果が今出ていて、エネルギー不足となって疲れて休んでいるというところに繋がります。


ただし、苦しかったり辛かったりすることばかりではありませんでした。


あまりの苦しさにとうとうギブアップし、昨年から自分のやりたいスタイルのカウンセリングを目指すことにしました。


少しずつですが、自分の内側を感じながらカウンセラー活動をする中で、一つの方法にたどり着くことができたのです。


それはダイレクトにクライアントさんの内側を感じ、感じとったことを言葉にしてクライアントさんに伝えるという方法です。


これも決して万能な方法ではないですが、私の感じやすい性質を活かすことができて、クライアントさんもご自身では感じ難い内側にある想いを言葉として受けとり、内側に戻して感じていただくことで、気づきが得られのでwin-winの関係性が築けると思っています。


内側にあるものを一旦外に取り出して、また内側に戻してあげるということやっているだけなのですが。


昨年たどり着いたこの方法を使いながら、これから私はクライアントさんが内側を感じるための環境作りを意識したカウンセリングスタイルの確立を目指して再度挑戦していこう思っています。


その前に、もう少し充電の必要があるので、しばらくはお休みをいただきますね。


横田さんや山田さんのように何も教えず、すべて社員にお任せすることが私の理想で、それが叶えば一番いいのですが、カウンセリングではそれは少し厳しいように感じています。


カウンセリングに来る方はトラウマを抱え、それ故に自分の感情を殺して周りに合わせて生きてきて、自分がどうしたいかが、よくわからない。本当は自分らしく生きたいと望んでいるのに、肝心の自分らしさがわからず悩んでいるという状態にある方が多いと思うからです。


特に私のカウンセリングにいらっしゃる方は感覚や感性が豊かで繊細な方が多く、たくさんのルールを作り、その傷つきやすく繊細なこころを守ってきたというようなところがあるように感じています。


そういう方は思い込みが他の人より多い傾向にあるのかもしれません。


思い込みというガードが多い分、他の人よりハンディキャップがあるので、カウンセリングなどで少しだけ力を借りて進んでいけるといいのではないかと私は思っています。


何を教えないかは、やっていきながら掴んでいくもので、今のところまだ私の答えは出ていませんが、世間一般で常識と言われていることはもちろん心理学やスピリチュアル、成功哲学などの分野でも「こうである」、「こうするとうまくいく」と言われる答えに当てはめようとせず、クライアントさんのお話を素直に聞いて感じたことをお伝えするようになっていくと思います。


知識を教えることの反対で、クライアントさんにとって必要ではない知識を取り除くお手伝いという感じになるのではないかとイメージしています。


まだまだ気づきがあるのですが、長くなりましたので次回以降またお伝えしていこうと思います。


長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございますラブラブ


記事中わかり難い表現がありましたら、コメントでご質問ください。


すべでお答えできるかわかりませんが、できる限りわかりやすく、お返事させていただきます。

お返事はコメント欄ではなく、記事にしてみなさんにシェアさせていただきますね。



今日も読んでいただき、ありがとうございましたクローバー


※カウンセリングはしばらくの間、お休みいたします。