長い間、無意識に追い求めてきたことを知れて、とても嬉しかったのですが、「そんなことだったのか」と呆れてみたり、人と大きく違う自分の生き方をまたもや感じることになって苦しくなったり、「私らしい生き方だなぁ」と思って苦笑してみたり、「これから楽しいかもしれないけれど、大変だろうなぁ」と思ってみたり、まぁ感情的にはとても忙しい毎日を過ごしていました。
一番びっくりしたのが、自分のすっとぼけでした。
自分らしい生き方なんて、私はもうとっくにしていたからです。
うつを治そうと思った8年半も前に私は「自分らしさ」に目覚めていたのにそこに気づかないふりをしていただけでした。
あの頃から見ているものも感じていることもずっと変わりないですし、同じことがわからなくて何年も嘆き続けてきました。
少しばかり極端ですが、うつが治った後すぐにカウンセラーになってもよかったぐらいだと思いました。
ただ、あの頃はまだ自分の癒しが足りていなかったのです。
自分自身を癒せていないと、他人を癒すのは難しく、逆に人を傷つけることも多かったと思います。
もちろん恐れもありますが、敢えて遠回りしたのは、私自身の癒しに時間が掛かったからではないかと感じています。
この辺がなんかおかしいことに改めて気づきました。
人の精神面の成長過程でいうと、多くの人は、ある程度癒しが進んだ後に「自分らしさ」に目覚めるのかなぁ?と周りを見てそう感じるのですが、私の場合順番が逆なのです。
先に「自分らしさ」に目覚めて、後から大急ぎで自分を癒している。
うつの頃の私は、極度の貧血で倦怠感が強くて、体力的に弱っていたので、自分のこころと向き合うというしんどい作業ができなかったのです。
そういった事情で、うつを治そうと思った頃は、まだまだ癒し不足という状態でした。
それなのにどういうわけか「自分らしさ」に目覚めてしまったものだから、その生き方を進むために大急ぎで癒しざるを得えなかったのだと思います。
多くの人と順番が反対だったので話しが合わなかったようです。
そういう違いがあったので、他の人が不思議に思わないところが私には見えて、そのことが気になって仕方ありませんでした。
「人に言われたことはできるけれど、自分の考えで動けない、自分で判断できない。自分で決めることができない」
私ですらできることが、どうして他の人には難しいのだろう??
そこばかりが見えて気になって、自分から動けるようになるにはどうすればいいのか?自分で選択できるようになるにはどうしたらいいのか?考えるようになりました。
主体的に生きる方法がわかって、それを伝えられれば、それぞれが自立できるようになるのかなぁ?と考えたり、セミナーに参加したり本を読んで勉強をすればその答えがわかるかと思っていました。
残念ながらその方法では私が知りたい答えは見つかりませんでした。
今年に入って自分なりのカウンセリングスタイルを確立しようとチャレンジした時にはじめて、その答えが掴めました。
それは私の感覚が教えてくれたのです。
私がずっと感じてきた違和感の答えは「自分らしさ」に目覚めることでした。
自分から動けなかったり、自分で決められなかったのは「自分らしさ」がわからないからです。
私と他の人の違いはただそれだけでした。
「自分らしさ」がわかれば、本当は誰でも主体的に生きられるのです。
私は他の方の「自分らしさ」に目覚めるお手伝いがしたいのだと思います。
だから、自分が一早く「自分らしさ」に目覚めたのだと思います。
一般的にはある程度癒しが進まないと、自分の内側から聞こえてくる声(魂の声)がわかり難いのだと思いますが、私の場合はかなり癒し不足の段階でこの声か聞こえていました。
それは他の方の「自分らしさ」に目覚めるお手伝いをしたいという目的があったからだと思っています。
私のこの魂の声が聞こえるという感覚は私のものではありますが、私だけのものではないと思っています。
元々、目的があって与えられた感覚ならば是非他の方にも分かち合いたい。
私の願いはそれだけです。
私がクライアントさんの魂の代弁者になって(具体的にはお悩みから感じたその人らしさをお伝えします)「自分らしさ」に目覚めるお手伝いをさせていただきたいと思っています。
まだまだ私自身の癒しが足りない部分も多いのですが、今回気づいた一般的なカウンセリングスタイルから大きく外れた私なりのやり方でみなさんにこれまで以上に貢献できる確信を持っています。
改めて、よろしくお願いいたします。
今日も読んでいただき、ありがとうございました
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