うつ病を治そうと思った頃、私は運よく「自分の人生に責任を持って生きる」という、人が生きる上で当たり前であり、とても大切なことに気づくことができました。
その頃からでしょうか、私はだんだと自分の魂の声が聞こえるようになってきたように思います。
魂の声が教えてくれるので、やるべきことがわかるようになりました。
一つわかるとまた一つと、それまでわからなかったことが次々わかっていく楽しさを味わってきました。
私は子供の頃は好奇心旺盛な子で、いつも母に「ねぇ、なんで?どうして??」と質問ばかりしていた記憶があります。
友達の家にあったレコードプレイヤーを見ると、針をレコードの違う溝に落としたらどうなるのかが気になって、無理矢理針を違う場所に落としてレコードプレイヤーを壊してしまったことがありました。
母にものすごく怒られました。
人の家のものを乱暴に扱ってはいけないと、かなり怒られた記憶がありましたが、その後違う友達の家で、また同じことを仕出かしたのです。
乱暴者のレッテルが貼られ、乱暴な自分はダメなんだと決めてしました。
怒られることがわかっていたにもかかわらず欲求に負けてしまったということは、何かがとても知りたかったか、気になっていたのだと思います。
そこのところはすっかり忘れて、自分の欲求のままに何かをやることはいけないことだと学びました。
質問をすると忙しい母を困らせるので、いつの間にかしなくなりました。
知りたい気持ちを抑えてしまったのかもしれません。
今となれば、それでよかったと思います。
知りたい気持ちを抑圧してきたので、最終的にうつ病になり、また知りたい気持ちが出てきたのだと思うからです。
陰が極まったので陽に転じたのでしょう。
最初は少しでも楽に生きられるようになりたい、楽に生きるにはどうしたらいいのかが知りたくなりました。
それが、いつの間にか、自分を知りたいに変わって、自分を知る旅がずっと続きました。
私は知識がないうちから、人を見て自分を知るということを無意識にやっていました。
自分のことは人が教えてくれるので、人をよく観察していました。
見張りといえば見張りですが、人を監視することより、自分を知りたい気持ちの方が強かったので、人と自分の両方を見ていたような気がします。
自分を客観視する癖がついてきました。
この、自分を客観視するという癖は今もすごく役立っています。
客観視できないと自分がわからないのです。
だから、とても大切なことです。
自分を客観視するということもおそらく魂が教えてくれたことだと思います。
小さい選択には普段から悩むことの多い私ですが、大きい道筋は魂が教えてくれていたので、わかっていたようなところがあります。
魂の声はいつでも私を導いてくれましたが、昨年、一昨年の2年間だけはどういうわけかその声が聞こえなくなり不安に押しつぶされそうになっていました。
後から考えると、ものすごい恐れから感情を閉じてしまっていたようです。
私がやりたいことは心理カウンセリングではありませんでした。
ほとんどの方は心理学を勉強して、その知識、技法などを中心にしてカウンセリングを提供されていると思います。
私はそこにどうしてもこころが動かなかったのです。
今は特に知識を入れたくないと魂が、そう言っているのがよくわかるようになりました。
自分の生きてきた中で学んだことだけで勝負しようと思っているのです(勝負というのは勝ち負けの話ではありません)
私はこれから先も生きて学ばなければなりません。それはきっと人より大変な人生になることと思います。
その分、楽しさや喜び、愛というものも感じることができるのではないかと楽しみでもあります。
そういう人生を魂が望んでいるのでしょう。
そんな大胆な人生計画なら、恐れも出て魂の声も聞きたくなかったことも納得がいきます。
そりゃあ、そうだろうと自分の気持ちが痛いほどによくわかりました。
今年に入り、人の助けを得て私はまた魂の声がよく聞こえるようになりました。
全部が全部魂の声に従わなくても、もちろんいいのだと思いますが、私が感じる魂の声は「愛」を教えてくれるものなのです。
魂は私を愛に導こうと思っているようです。
魂は「愛」しか示してくれません。私もただの弱い人間ですからエゴもあり、魂の声が聞こえる度、現状とのギャップに悩みます。
それでも、魂の声が聞こえるようになったということは、今まで恐れからできなかった愛ある選択が今の私にはできるというだと思っています。
すべての恐れを愛に変えることはできないと思いますが、一つずつ愛ある選択をして自分を成長させることが私の楽しみでもありますし、喜びでもあります。
やりたいことは誰にでもあって、それは私と同じようにみなさん「愛」を表現しながら生きることだと思うのです。
やりたいことは魂の声が教えてくれると思います。
魂の声は、人生の中でうまくいかないことを周囲のせいにしているうちは、なかなか聞こえてきません。
自分の人生を自分で切り拓くんだという姿勢を持つことで、しっかりした魂とのパイプができます。
最初から完璧に責任を持とうとしなくても大丈夫です。
私も「自分の人生の責任者は自分だ」と決めてからもたくさん責任転嫁を繰り返して生きています。
かなり恥ずかしい責任転嫁もしています。今度、そのことを記事にしてみようと思います。
自分の人生を素晴らしいものにできるのは自分だけなんだ。
それを認めて、「自分で自分を幸せにするんだ」という姿勢で生きることです。
そうすれば、魂の声にどんどんと導かれ、やりたいことをやり、愛を思いっきり表現できる人生になることでしょう。
私はただそれを伝えたいだけなのです。
みなさまの幸せをお祈りいしております
今日も読んでいただき、ありがとうございました
自信を育てるカウンセリング
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