私がうつ病を発症した当初、総合病院の精神神経科病棟に5ヶ月も入院していたのですが、その間にカウンセリングというものをはじめて受けました。
臨床心理士さんの元で行われる心理療法です。
カウンセリングを2、3回するうちに自分が親から愛されずに育ったことに気づきました。
心理療法室から病棟に戻って、「死にたい」と大暴れしました。
それからも長い間そのことに苦しみました。
自分がうつ病になってこれだけ苦しんでいるのは全部母のせいで、それを母にわからせてやろうと、復讐に燃えていました。
その頃は、母から愛されなかったことが私をツラくさせていると思い込んでいましたが、それはちょっと違っていたのではないだろうか?と後になって思いました。
その頃の私のツラさは、母から愛されなかったことによるものではなくて、母から愛されなかったことを認めることができなかったツラさだったように思うのです。
わかっているんだけど、受け入れられない。
自分は母のことを大切に思ってきたのに、母にとって自分はどうでもいい存在だった。
まるで恋人に裏切られたようなツラさ。
何年も付き合ってきたのに、私の片思いだったのか。
私は裏切られたんだ。
それと同時に、親に愛されなかった人間は欠陥人間だという思いもあったのかもしれません。
そんな欠陥があったらこの先生きていくなんてできない。
こういう気持ちがあるのですが、それを認めてしまったらもうお終いなんです。
認めてしまったら、私はツラ過ぎて、悲し過ぎて生きてはいけなかったのです。
だから絶対にどんなことをしても認めるわけにはいかなかったのです。
認めないことが自分をツラくしていることとは知らずに。
そう本当は、母に愛されなかったことがツラいのではなく、それを認めないこころ、抵抗しているこころこそが自分をツラくしていたのです。
なぜ認めないで抵抗している状態がツラいかというと、愛されなかったことを認めないと愛されたことも認められないからなのです。
あとにならないとこれがわからないのです。
自分の中に愛がある。
これを感じれることが人にはとても重要なことですが、それを知るには愛されなかったことを一度受け入れるというプロセスを通らなければならないのです。
私はこれをなかなか認めなかったので、苦しみました。
この前、一斉ワークでお世話になっている御崎絢さんの↓の記事を読ませていただいてなるほどと思いました。私が最近感じていることがとても上手に表現されていて嬉しくなりました。
http://misakiaya.exblog.jp/19809839/
私は母に裏切られた自分を認めることや欠陥がある自分を認められないだけではなく、
自分の中の愛を表現したくて生きていたから、自分の中に愛がないことを認めるということができなかったのかと。
自分の中に愛がなければ表現することもできないので、生きる意味を失うことにもなります。
それであんなに抵抗したんだなぁと今ならわかります。
私のように親に愛されなかったことを認められずに苦しんでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃると思います。
それはあなたが頑固だからでもなく、意地を張っているからでもなく、拗ねているからでもなく、あなたがあなたの大切な人に愛を表現したいから。
大切な人を愛したいという強い思いがあなたの中に溢れているからだと思うのです。
愛はあるのです。
そのために、一度愛されなかったを認めること。
ものすごく矛盾しているんですけどね。
それができるといいですね。
私も大変でした。
時間が掛かりました。
あんまり時間が掛かって疲れ果てました。
愛を表現したい強い思いがあるあなたなら、一度愛されなかったを認めることもできるはずです。
時間が掛かってもいいので、親に愛されなかったことを認めることを頑張る。
それが今のあなたができることなのかもしれません。
ギブアップしたら、あなたが一番やりたい愛を表現することができるようになります。
今はギブアップすることを頑張りましょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました
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