先日、喉が痛くて耳鼻科へ受診しました。
事件の翌日のことです。


長男の暴力を止めるのに大声を出し続けたのでそれでかなと思っていましたが、結果は風邪でした。


微熱があったので、受診していいか先に電話で確認しました。


時々かかった耳鼻科。
ネット予約画面には自分以外に長男と長女の名前がありました。


長男は何度も連れて行ったけど、長女もかかったんだな~いつだったっけ?


などと思いながら受診しました。


結果は喉が腫れてるとのことで、痰切りなど処方してもらいました。
保育園の送迎などは行っても大丈夫と言ってもらえました。


そこそこ強い痛みがあって、でも喉だけの症状だったので、素人判断ですがウイルスじゃなくて菌かな、抗生剤飲んだ方が早く治るかなと思っていました。


でも処方には抗生剤は入ってなかった。じゃあ来なくてもよかったかなと思いながら、保育園のことを聞けたし良かったかなとも思いながら会計を待っていると、突然、それまでなんともなかったのに、待合室にいた長男と自分の姿を思い出しました。


まだ保育園に通っていた頃の風邪を引いた長男が、耳鼻科の大きな診察の椅子に座るのが怖いと言っていました。


おかあさん、一緒に座ってよ、と。


私にぴったりくっついて座って、私の服を握って診察を待っている長男が見えました。


もう涙が止まりませんでした。


受付の人、驚いたかもしれません。


病院を出たら嗚咽を止めることができなくて、車で泣きました。


長男を大切に育ててきたのに。
あんなに素直でかわいかったのに。
私はどこかで間違えてしまった、長男をずっと傷つけてしまったのかもしれないと思いました。


今も私を好きだと思うときはあるでしょう。それは感じます。息子から抱きついてきてくれる。私が誉めると本当に嬉しそうに笑ってくれる。


きっとまだ取り戻せると信じます。


息子を毎日抱きしめて、息子の話を聞いて、3きょうだいの母でない長男の母である時間を持とうと思いました。


塾の迎えに行った帰り、家についてもしばらく車で話しました。
家には母と妹がいて子供たちをみてくれています。


暴力があった日のこと。これはお互いによくなかったと。なんというか、まだ整理できていないので文字にすることが難しいです。


あとは、最近いやだと思っていたことはある?と聞きました。


すると「家に赤ちゃんがいっぱいいて嫌だ。みんなで泣くと気になって集中できなくなる」と。


それはそうだろうな、と言われて気づきました。


あと3週間、0~2歳が4人わが家にいる生活です。狭い一軒家にぎゅうぎゅうですが、助け合って産後の回復期を過ごしています。


目に見えるところに必死でした。長男が我慢を重ねていたことをわかってあげられていませんでした。


なるべく我慢することが重なりすぎないように、声かけに気をつけてみようと思いました。


あとは学校で、手を挙げてもあててもらえなくて悔しかったと。


これ、今年度だけでなく長男から何度か言われています。


「他にも当てられない人いるんじゃない?」
今まではそう答えたり、面談で先生に伝えたりしました。


でもこれだけ言ってくるということは、これは長男の中で大きなことなのかもしれないと思いました。
面談は終わってしまったばかりなので、連絡帳に書いてみて様子を見ます。


そして息子には、「それはいやだったね。がんばってるのに悔しかったんだよね」と言いました。


仕事だとできるのに、身内にはこのワンクッションができていなかったのは本当によくなかったと思いました。


長男は頷いて、最後は少し笑っていました。


私に今できることは、連絡帳を買いに行って、先生に手紙を書くこと。





…暴力を振るったらいろいろ改善されたとは思ってもらいたくない、と少し悩みます。


それでも今は長男と話したいと思いました。


何が正しいのかわかりませんが、手さぐりでも何かしていこうと思っています。