地球のものさし 〜 旅のメモ あとがき | NPO法人 ゆずりは学園のブログ

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地球のものさし 〜 あとがき

・「地球のものさし」に終わりはない 形も 長さも 重さも・・・違う「ものさし」を

 持って区別したり 比較したりすること自体間違っているかもしれない

 しかし 旅をする度に新たな「ものさし」に出会った気がしている 完成しない「ものさし」

 作りを通して自分を繋ぎ合わせて糸で繕っているのかもしれない





  人生の旅には100%終わりがある でも完成しない旅もあっても良いのではと思っている

 それは私たち自身も長い歴史を経て受け継がれてきた生命であるからである

 そしてまた受け継がれるのである この誰でも知っている「生まれ・・・死ぬ」繰り返しが

 ひとつの点と点を結び帯をなしているのである 地球より長い「ものさし」

 地球より大きな「はかり」ができても まだまだわからないことは 多いと思う

 私たちは何処に行くのかわからないところに意味気もする


  次の旅先で何が起きるか誰も知らない どんなに素晴らしい出会いが待っているかわからない

 「わからないものさし」が「旅のものさし」作りに役立つのである

 2000年に船で 太平洋 インド洋 大西洋を3カ月かけて14ケ国旅した

 地球の大部分を占める海で「ものさし」を見つけたいと思って出かけたが

 そこでも否定される「ものさし」ばかりだった


  21世紀の素晴らしい「地球のものさし」出会えると思ったのに 

 9月11日 ニューヨークのツインタービルがテロリスにより崩壊した

 このビルの展望台に 私もエレベーターを乗りついで登ったことがある400Mで?ある


  そしてアフガニスタンへの爆撃が始まった この近くのパキスタンのペシャワールに旅したことがある

 不毛の地で生きる力を与えてくれるのは イスラムの教えである どこの宿にもコーランの分厚い本が置かれている


  どこの国の人も 自分は正しいと言うが それで人が命を落としている

 神はこのことを喜ぶだろうか? 宗教と死 テロと戦争 こんな「ものさし」が地球に存在していいのだろうか?

  

  国も人も動物も植物も季節も時間も通過する一点にしか出会えない

 私はそんな旅のひとつひとつを見てきたに過ぎない 地球の自転に取り残されないように

 眠り 目覚め 歩き続けたい   2001年11月