宝塚で、ものすごいストレスを感じること。
それはライブ配信日を予想すること。
え?そんなことがストレス?
と思うなかれ。
職場で恨まれずに土日に休みを取れるのは月に1回くらい。
2回休みだと「あれ?希望出してないんですけどねぇ(嘘)」と保身のために全力で嘘をつく。
3回休みだと1ヶ月間存在を消して生きていく。
そんな感じです
梅芸が先で東京が後だったら梅芸か?とか過去数年分の傾向を参考にし、
最後の方の日程だったら公演中止になった時にリベンジ出来ないから真ん中あたりか?とか あらゆる状況を想定し、
全ツだったら神奈川あたりと見せかけてまさかの福岡か?とか フェイントを予想し、
これだけ考えて土日祝じゃなくて平日配信だったりして⋯とか ワケわからなくなってきたり。
禿げそうなくらい考えてシフト希望を提出して
予想がはずれた時の絶望たるや
そんなわけで、ありちゃんの夜明けの光芒配信も夢でうなされるくらい考えまくりました。
3択だった。
今回は日程短め、土日少なめで、なかなか絞りやすかったです。
梅芸唯一の土曜日。そこに賭けた!!
千秋楽やけど、たぶん その日!!
うおりゃー!休み希望じゃー!シフト提出ーー!!
配信日が発表になるまでは合格発表を待つ受験生の気分です。
(またこれがなかなか発表されないんだ)
待ちに待った ありちゃん配信のお知らせは れいちゃん御卒業の3日前に来た。
予想は珍しく当たった⋯!←禿げるほど考えるくせにいつも予想をはずしている(ダメじゃん)
ありちゃん見れるぞーー!!と思う一方、
れいちゃん御卒業で心はいっぱいいっぱいで、5月26日以降のことがどうしても考えることが出来ない
というなんかもうよく分からない状態でした。
そんな状態で、まさかの れいちゃん御卒業の日の朝に夢に出てきたのが、ありちゃんだった
こ、このタイミングで⋯?
禿げるほどライブ配信のこと考えていたから⋯?(どんだけや)
私は3階席(←博多座?)の端っこから舞台を見ていました。
ありちゃんは3階席から見ても大きいなあ
と思っていたら、
「今からそこに行くから」
とありちゃんが指さし。
え、3階まで客席降り来るんだ。すごいな。
というところで目が覚めた。
ありちゃんが3階に到達する前に目が覚めてしまった。(惜しい)
というわけで、前置き長くなりました。(いつも通り)
夜明けの光芒をライブ配信で観ました。
大いなる遺産です。(知ってる。)
演目発表になった時に、5回目ー!と思いました。
なにが5回目かというと、ありちゃんが天海さんと同じ役をやるのが5回目です。(私調べ)
①PUCKのボビー
②グランドホテルのラファエラ
③川霧の橋の清吉
④ミーマイのビル
⑤大いなる遺産のピップ←NEW
前半は、さすが月組なラインナップで役がかぶり、星に行ったらもうあんまり被らないかもなあ
なんて思ってたけどそんなことなかった
大いなる遺産は天海さんが新公主演でピップでした。
月組の大いなる遺産は30数年前にNHKの断片的な映像でしか見たことがない。
たぶん、ダイジェスト版しかこの世に残っていないのでは無いだろうか(知らんけど)。
あとは関西テレビで放送されたTAKARAZUKAオーレ!のオマケ(?)で天海さんの新公ピップがこれも断片的に流れたくらい。
その断片的に見た記憶&演出の鈴木圭先生は戦国BASARAのイメージが強くて
そんなに面白くなさそうだな(小声)
と、夜明けの光芒のストーリーは全く期待していませんでした。(←禿げるほどライブ配信観たかったくせに何を言ってる)
ところが!
ところがだ!!
舞台セットがいい。
舞台全体の色使いがいい。
個々の登場人物がとてもいい。
そして。
ストーリーがおもしろい。(まさかの)
そして!
そしてだ!!!!
ありあまとありあまとありあまとありあまとありあまとありあまと⋯
ファオッ!
なんかずっとありちゃんにあまとかのんがまとわりついてくる!!
ふりむけば、あまとかのん!!
ふぁお!
(全部ひらがな)
なんだこれ。
すばらしいな。
距離近いな。
絶景だな。
ありちゃんが作り上げる人物はミーマイのビルの時と同じく、どんなに変わっても、絶対に同じ人間だなという1本筋が通っていると言いますか、説得力がある。
ちゃんと他人への思いやりとか優しさとか持ってるんだけど、割と後先考えずに自分がやりたいことに飛びついてしまう
というのが最初の貧しい鍛冶屋のピップの時からラストまで一貫している。
義兄のジョーとの関係もめちゃくちゃ良かった。
めっっっちゃくちゃ良かった。(2回言う)
もうこれは涙無しには観れないでしょう⋯
そして、あまとかのんの存在感よ。笑
ああいう夢なのか現実なのか分からない人物が出てくる作品は、私はものすごく好きです。
ちょっと不思議な作品の世界観に没入できる。
朝水センパイのジャガーズもすごく良かった。
中盤では全員が謎めいた敵のように見えるけれど、主人公の心境の変化によって、周りも同じ人物なのに違って見えてくる。
こういう作品って面白いなあと思います。
とにもかくにも、ありあまとありあまとありあまとありあまとありあまとの洪水で、
最後のご挨拶でも期待を裏切らないありあまとっぷり。
いいよいいよーーー!!
ここ数年、なかなか期待通りに事が進まない私の萌道(れいひとことか、れいひとことか、れいひとこ。)でしたが、
久しぶりに供給過多なくらいの萌を浴びることが出来ました。よかった。