衝撃の最後の(と思いたい)公演中止から10日。
第2回東京遠征へ行ってまいりました。
11時公演と思い込んで飛行機のチケットを取り、札幌姉と終演後の14時過ぎに会いましょうと約束をしていました。
が。
前日に札幌姉からLINEが来て
「確認したら、明日は13時半公演じゃないの」
えー?
本当だ13時30分開演やん
えー。
それなら飛行機もっと遅いやつで良かったやん⋯。
それにしても自分は観ないのにしっかり公演時間を確認するところが、さすがの札幌姉である
出発当日。
もうちょっとで空港に着くというところでピコン!とスマホにお知らせが来た。
出発遅延のお知らせ
なー!
飛行機のタイヤの空気圧が抜けていることが分かったので、タイヤを交換するんですと。
お食事券をもらって、椎茸びっしりの糸島おにぎりを3個モグモグして待つこと1時間半。
やっと搭乗。
羽田に着いたのは11時。
11時公演だったら完全アウトだった 笑
ドトールで みかんヨーグルンとなんとかサンドを食べて、13時30分公演へ
れいちゃんマルセルは髪が大劇場よりちょっぴり伸びていて明るい髪色になって、パリのイケメン坊っちゃんって感じで、
大劇場の髪型が最高すぎる!と思っていたけれど
これはこれで素晴らしくよく似合っていて、めちゃめちゃかっこいい。
短髪似合う~
こんな短髪、もう二度と見ることは出来ないのだろうな
本屋の同僚の天然先輩は れいちゃんマルセルを
最上級コボちゃん
と呼んでいる。
ルサンクを見て、
「コボちゃんやん!コボちゃんなのにこんなにイケメンってどういうこと?!」
と叫んだ後、コボちゃん呼びになった。
東京のマルセルは大劇場よりますますコボちゃんに寄ってきた
天然先輩
「夏になったら、れいれいのマネしてコボちゃんになろうかいな~ウフウフ」
一般人がやったら、本当にただのコボちゃんになるからやめておいた方がいい。
ちなみに、皆さま、天然先輩ってどんな感じの人か想像していたりしますか?
実はめちゃめちゃストリート系ファッションの人です(しかも原色しか着ない)
ついこの間も、「すっごいかわいいTシャツ見つけたっちゃんでもね2万円するけんまだ悩みようとよ。どう思う?買った方が良いかいな。」と乙女のようにモジモジしながら言うので、どんなTシャツか絵で描かせてみたら
ロブスターが、どーん。
むっちゃ、ロブスターなんです。
赤いTシャツに赤いロブスターが どーんって。
しかも「ロブスター」ってカタカナで書いてあるんです。
うそだろ⋯これが2万円⋯?200円の間違いなのでは?(失礼よ)
これなら本物のロブスターを3匹くらい食べた方が良いのではないか⋯
私「買わんでいいやろ。」(即答)
天然先輩「えー!」
まあ、結局天然先輩はロブスターTシャツ買ったんですけど。
なので今、ロブスター先輩って呼んでます。
はい、また逸れた。
ロブスターは置いといて。
13時30分公演を見終えたら、シャンテのお店で札幌姉が席を確保してあとは注文だけという状態で待っていてくれたので
駆け込んでハンバーグセットを食べる。
バッタバタで18時公演へ。
この慌ただしい(←私だけが)ランチタイムの為だけに劇場まで来てくれた札幌姉。ありがとう
本当に姉たちは私に激甘である
(自分で言うなよ)
ソワレは偶然、東京姉と観劇が被っていたので、終演後に集合。
待ち合わせ場所が昔いつも皆で待ち合わせていたところだったので、すごく懐かしかった!
東京姉とミッドタウン日比谷で晩ごはん。
東京女子に人気ありそうなヴィーガンのお店。
ちょっと東京に染まってみた。
みかんモリモリ!と思いきや、みかんに見せかけたカブ(なのか?)がモリモリだった。
贔屓様ご卒業をどう乗り越えるのか
という話を東京姉とは割と真面目に語り合うことが多い。
今でもバリバリに りお様を追いかけている東京姉ですが、それでも男役時代をふと思い出して寂しくて涙がツーと流れることがあるらしい。
ゆずぽむ太は今後どうするの?
とにかく寂しいよ、どんなに活躍してても男役時代を思い出すと寂しくなるんだよ。
と、東京姉。
うーん。
5月26日以降の自分は全くどんな感情で生きているのか想像できないよ。
ただひとつ言えることは、私は宝塚を愛しているのである。
これだけ世間から非難され、ファンからも非難されても、愛しています。
宝塚の特異なしきたりから成り立った世界をずっと享受してきた自分も劇団と同じくらい罪深いのではないかと思っています。
私はもうここからは抜け出せないのだ。
高く高く大空へ羽ばたいてゆく れいちゃんを、この鳥かごのようなある意味 閉鎖された世界から見送るのだ。
男役じゃない れいちゃんも間違いなく大好きですし、卒業後にご活躍されるならどこまでも、ついて行きたい。
だけども、私はずっと片足は鳥かごに突っ込んだまま。
私の帰る場所は鳥かごなのです。
と、なんだか説明しにくいのですが、そんな感じ。(どんな感じだ)
東京姉と途中まで一緒に帰る。
東京姉が姉妹では1番上で私が1番下で、わたし的には
他力本願コンビ
だと思ってる
(東京姉ごめん)
とりあえず調べもせずに2人で道に迷う。
とりあえず調べもせずに2人で乗換え分からなくなる。
ってことが多々あり
この日も帰りの乗り換えは
「札幌姉がここに乗ると乗換え便利だと言ってた」
と札幌姉の発言を2人で思い出しながら帰った
私は札幌姉のマンションのゲストルーム泊。(←どこまでも札幌姉の世話になる)
お部屋に着くと、すんごい分かりやすい札幌姉特製のマンション内の地図(さすが札幌姉)と
若かりし頃の れいちゃんの写真が飾ってあった⋯!
ついさっき、昔のことを思い出して寂しくなるって東京姉に聞いたばかりなのに、
早速、若かりし頃の れいちゃんが可愛すぎて
れいちゃんーーーー!!!!!
ってなった 笑
翌日は滝雨
しかも、めっちゃ寒い!!
前日はあんなに暑かったのに、東京の天気って本当に謎。
この日は、慰問の場面で
れいひとこーー!
と
それすらも萌えた。
フィナーレ始まって、大好き男役群舞の振り返り柚香光
のところで私に異変が起きた。
急に実感がバリバリにわいてきた。
どうしよう、もう終わりなんだ。
れいちゃんいなくなってしまう。
もう振り返り柚香光もボタンとボタンの間のファンタジーも見られなくなるんだ。
いや、卒業しても胸元は見れるかもしれないけれども、それは女性の胸元であって、自分と同性の胸元である。(何を言ってる)
振り返りは、よく考えたら宝塚以外であんなに効力を発揮するものなのだろうか。
あんまり見ないですよね、外の世界じゃ。
そんなこんなで、青のソロれいちゃんのところでは
滝のように涙が流れ出し、
最後の大階段はもう呆然としていた。
何も考えられなくなった。
愛するには短すぎるで、この先何年経っても「写真がなくても思い出せるように」と主人公がヒロインの顔をじっと見つめる場面があります。
あれと同じく、私も写真がなくても一生思い出せるようにしなきゃ!
と思うのだけれども、今までの れいちゃんの思い出が蘇ってきて全然、今、目の前の舞台に立っている れいちゃんが目に焼きつけられなくて焦る。
焦れば焦るほど、集中できない。
ああ、どうしよう。
思い出せるのかな。一生写真がなくても思い出せるのかな。
ただただ、レインボーの大羽根がキラキラしてすごくきれいだった。
最初は度肝を抜かれたけれど、この羽根で良かったなあ。
空港までは地面ばかり見て歩いた。
時が止まって欲しいと思いました。
サヨナラ公演で、
思い残すことは無いとセリフで言ったのは杜けあきさん。
思い残すことばかりだとセリフで言ったのは、きりやん(霧矢大夢)と蘭寿さん。
れいちゃんは大劇場千秋楽で
悔いは一切ない
と言った。
私は⋯
思い残すことばかりだよ。
やり切った感は全くない。
やっぱり大劇場のお披露目は見たかったし、他の公演も公演中止に引っかかることなく観たかった。
客席降りでキャー!ってなりたかったし、
タカスペも観たかった。
他にもたくさん。思い残すことばかり。
遠征から帰ってきて早4日。
ちゃんとフィナーレの姿は思い出せる。
まだブルーレイ出てないから、今私の頭の中にある映像は全部自分の記憶に刻み込まれた映像なはず。
よかった。
ちゃんと私の心に焼きついていた。