NHK朝ドラ「虎に翼」
ご覧になられている方も
多いかと思います
お父さんが
半年もの間、寅子の夫の
戦病死を隠していたことが
発覚し
お父さんは謝りますが
寅子は
女子部に入ることを
快諾してくれたことを
感謝する
お父さんは
栄養失調と肺炎で
亡くなりますが
実はこれ
五行論で
示すことができるんです
秋は、肺
肺は、悲しみ
マツモト接骨院より
かわせみ接骨院より
戦前の食料不足が
人々に栄養失調をもたらした
訳ですが
四季の土用の「脾」は
「胃」と関連しており
「脾」は
消化吸収を通して
エネルギーを
補充する役割があり
身体に
必要な栄養物(水穀の精微)を
全身に供給する機能があります
「脾」と「胃」は
昇性という特性があり
水穀の精微は
東西中医より
●「心」の推動作用
人体の成長、各臓器の生理活動
血液の運行など
●「肺」の宣発、粛降作用
気のエネルギーや水を巡らせ
汗として体外に発散させたり
呼吸によって
取り入れられた清気は
各臓器へ降ろす作用がある
この降ろし(水道通調作用)が
うまくいかないと
むくんだり、排尿困難になる
●「肝」の疏泄作用
肝は血を蔵している
気血が正しく運行し
脾胃が正常に働くこと
精神的な働きも正常に
安定化される
●「腎」を温める
腎は、成長、発育、生殖
腎が陽、温かくないと
脾、肺、心に影響が出ます
冷やしてはいけないとは
腎臓のこと、なんです
不妊も腎臓の冷えと関連して
います
この５つの臓器の
共同作業によって
全身に
「気」が送られていきますから
口から食事をきちんと
摂取しないと
脾、胃で
気をつくることができません
それほど重要な臓器です
また、
お父さんは
娘を思い、戦病死を隠した
訳ですから
ある意味、「悲しみ」を
こころに閉じ込めてしまった
訳です
しかも、半年も
悲しい思いを抱えすぎて
肺を
傷(やぶ)ってしまったのです
悲しみが過ぎると
肺の気は抑うつされて
肺気が消えて
意気消沈、短気などが
表れます
肺が弱り、呼吸が浅くなり
気が漏れだして
衛気(バリア)が弱まり
免疫力が落ちて
風邪や肺炎を引き起こします
くよくよしてばかりいると
肺を起点に
全身に不具合を起こして
いくのです
人間には、感情があり
人それぞれ
その思いがあると思います
病気を
かかえていらっしゃる方は
病名で、どの五臓に
当てはまるか、わかりますね
その臓器の養生と強化が
大事なんです