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心(しん)の働きは
主血脈
(血脈をつかさどる)
蔵神
(神を蔵す)
主神明
(神明をつかさどる)
の3つがあります
心
その華は顔にあり、
血脈を充たし、
舌に開竅します。
このうち、主神明は
心者、君主之官也。
神明出焉。
素問・霊蘭秘典論篇
(8)より
精神・意識・思惟活動を
表します
「神」には
次のような広義と狭義の
二通りの意味があります。
広義の「神」とは、
人体の生命活動の外的な現れ
を指します。
例えば、
人体の形象
および
顔色・眼光・言語の応答
・身体の動きの状態などは、
すべてこの広義の
「神」の範囲にはいります。
また狭義の
「神」とは、
精神・意識・思惟活動を
指しています。
心の機能が正常であれば、
精神は充実し、
意識や思惟もしっかりしています。
精神や意識・思惟活動の異常は、
心の機能失調と考えられますが、
この場合、
不眠・多夢・
気持ちが落ち着かないなどの
状態になり、
うわごとをいったり、
狂躁の状態になることもあります。
あるいは
反応が鈍くなったり、
健忘・精神萎靡となったり、
昏睡・人事不省になることもあります。
ひどくなっていくと
精神錯乱、意識障害、運動麻痺
などの症状があらわれてきます。
悪化すれば
重篤、死亡となります
心は即ち神明の舎(みあらか)
形は天地と同根たり
人間は
明神(かみ)のタマシイをうけて、
この世に出生したものである。
人間の最も尊いのは
自分の魂(こころ)である。
このことを考えると、
人間の魂(心)こそは、
神明(かみ)の魂の
寄っているところである。
又人間の形にしても、
天地の生気を受け、
その元素は
天地の元素と同じであることを
考えると、
天地と同じ根につながり、
天地と同体だといえる。
人間の心も身体も
天地と離れて存在し得ない以上、
神も天地も
人間も同体だといえる。
吉田兼倶 神道大意
火打石の文言にありますね
神火清明
しんかせいめい
神水清明
しんすいせいめい
神風清明
しんぷうせいめい
日本武尊、其の言を信けたまひて、
野の中に入りて覓獣したまふ。
賊、王を殺さむといふ情有りて
その其の野に放火焼。
王欺かれぬと知しめして、
則ち燧を以て火を出して、
向焼けて免るることを得たまふ。
王の曰はく、
「殆に欺かれぬ」とのたまふ。
則ち悉くに
其の賊衆を焚くきて滅ぼしつ。
故、其の処を号(なづ)けて
焼津といふ。
その間、相模国では
野火に囲まれるが
草那芸剣と
袋の中の火打石によって難を逃れた。