「教育」こそ、チカラなり | 開運行動すれば【その先、ヒカリ♥】

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黄泉の国、記紀を正しく知る事は、日本人として非常に大事です。
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教育の力


安岡正篤活学一日一言



明治維新の志士達が
十代・二十代で
すでに
立派な心がけや思想と風格を持ち、
堂々と活躍をしたが、

それも実はあえて
異とする事ではないのである。

それは
彼等の幼少時代からの教育が
そうあったので、

学問修行が相待てば
普通人に出来ることなのだ。



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松下村塾の精神として、
松陰先生がつくられた
『士規七則』です。

戦前の
旧制中学校(今の中学から高校)では、
生徒の生活指針として
『士規七則』を教えました。

そこには、
15歳以上の男子の修得すべきことが、
記されています。
その内容には、
戦前の方々にあって
現在の私たちにない

確かな指針です。


全文をご紹介します。

冊子を披繙(ひはん)すれば、

嘉言(かげん)林の如く、
躍々として人に迫る。

顧(おも)うに人読まず。

即(も)し読むとも行わず。

苛(まこと)に読みて
之れを行なわば則ち、
千万世(せんばんせ)と雖(いえど)も
得て尽す可からず。

噫(ああ)、
復(ま)た何をか言わん。

然(しか)りと雖も、
知る所ありて、
言わざること能(あた)わざるは、
人の至情なり。

古人
これを古(いにしえ)に言い、

今我れこれを今に言う、
亦詎(なん)ぞ傷(いたま)ん。

士規七則を作る。
 
一、凡そ生れて人たらば、
宜しく
人の禽獣に異なる所以を知るべし。
蓋し人には五倫あり、
而して君臣父子を最も大なりと為す。
故に人の人たる所以は、忠孝を本と為す。

一、凡そ皇国に生まれては
宜しく
吾が宇内に尊き所以を知るべし。
蓋し皇朝は万葉一統にして、
邦国の士夫世々祿位を襲(つ)ぐ。
人君民を養いて以て
祖業を継ぎたまい、
臣民君に忠にして以て
父志を継ぐ。
君臣一体、忠孝一致、
唯だ吾が国を然りと為す。

一、士の道は義より大なるはなし。
義は勇に因りて行われ、
勇は義に因りて長ず。

一、士の行いは
質実欺(あざむ)かざるを以て
要と為し、
巧詐にして過(あやまち)を
文(かざ)るを以て恥と為す。
光明正大、皆是れより出づ。

一、人古今に通ぜず、
聖賢を師とせずんば則ち、 
鄙夫(ひふ)のみ。 
読書尚友は君子の事なり。

一、徳を成し材を達するには、
師恩友益多きに居(お)る。
故に君子は交遊を慎む。

一、死して後已(や)むの四字は、
言簡にして義広し。
堅忍果決、
確乎として抜くべからざるものは、
是れを舎(お)きては
術なきなり。
 
右士規七則、約して三端と為す。

曰く、
「志を立てて以て万事の源と為す。
交(まじわり)を選びて以て
仁義の行を輔(たす)く。
書を読みて以て聖賢の訓(おしえ)を
稽(かんが)う」と。

士苛(まこと)に
ここに得ることあらば、
亦以て成人と為すべし。






書物を開いてみると、
立派な言葉が林のように連なっていて、
人の心をはげしく打つ。
しかし
人びとは
書物を読まないようだ。
たとえ読んでも
みずから実行しない。

まことに書物を読んで
みずから実行するのであれば、
千万年あったとしても、
これを実行しつくすことは
できない。

ああ、なにをいったら
よいのであろう。

しかしながら、
自分の知っていることを
言わなければならないのが
人間の真心ではないか。

古人はすでに昔に言い、
今は私がこれを現代に即して
言うのである。
またどうして悩むことがあろうか。
そこでここに、
士規七則を作る。


 
一、およそ生をこの世に受けて
人となったからには、
人が禽獣(きんじゅう)と
異なるゆえんを
知らなければならない。
思うに人には五倫がある。

そのうち君臣、父子の道が
最も大切である。
だから人の人である
真面目(しんめんぼく)は
忠孝を根本とすることにある。



 一、およそ皇国に生まれたからには、
わが国が世界各国より
尊いわけを
知っていなければならない。

思うに、
皇室は万世一系であり、
士や大夫は代々禄を受け
地位を継いでいる。

君主は人民を養い、
祖業を継がれ、
臣民は君主に忠義を尽くし、
もって父の志を継いでいる。

君臣一体、忠孝一致、
これはわが国だけの特色である。

士の道は、
義より大切なものはない。
義は勇気によって実行され、
勇気は義によって
ますます発揮される。


一、士の行為は質実で
自分の心をあざむかないことが
肝要である。

いつわりに巧みであったり、
あやまちを飾りごまかすことを
恥とする。

心が明白で邪心なく、
行ないが正しく堂々としているのは、
みなここが
出発点なのである。



一、人たる者で、
古今の学問に通ぜず、
聖賢を師とせず、
自己の修業をおこたるようでは、
心のいやしいままで
終わってしまうだけである。

読書や賢人を友人とするのは
君子のなすべきことである。



一、徳を厚くし才能を磨くには、
師の恩や友人の益によるところが
大きい。
それゆえ君子は
人との交際を慎重にする。



一、死してのちやむの
四字(死而後己)は、
言葉は簡単であるが
その意味は広い。

堅くたえ忍び、果断に実行し、
断固として心を変えないのは、

この
死してのちやむの精神を
ほかにしては
道がないのである。
 


右の士規七則は、
これを要約すれば三つになる。

すなわち、

「志を立てて万事の根源とする。
交友を選んで
仁義の行いを助ける。
書物を読んで
聖賢の教えを考え究める」

ことである。

士が、まことに
この三つのことを
修め得ることができれば、

人格・教養の備わった
立派な人ということができよう。



ありがとうございます

教育と言いますと

森信三 1896〜1992
哲学者・教育者

ですよね!



私は人間は、
第一はどこで生まれたか、

第二は両親および家系に
どんな特色があるか、

第三は習った先生に
どういう影響を受けたか。

それによって人間は決まる
という考えを持っています。


教育とは
人生の生き方の種蒔きをすることなり




教育とは
流れる川の水に文字を書くが如く
むなしいものだ





死は人生の総決算である。
肉体の朽ち果てたあとに、
なお残るものは、ただ、
肉体が動いている間に成した
真実のみである。