針生検。

検査に至る過程が最高潮に恐ろしいんだわ。

局所麻酔して

少し切開して、

そこに特大の針を刺す。

それから1ヶ所に付き、2〜3本組織を取る。

私の場合、左の方が

触診に触れないくらい奥の方らしく、

確定させる為の針生検になった。

エコーで見てみると

両側5〜6ヶ所に嚢胞もあって、

その中の一つが形がいびつらしくて、

それも針生検対象。

検査後は止血の為に圧迫するらしいし、

暫くは血腫も残るらしい。

麻酔かけて切ってくれた方が

よっぽどマシなんじゃないか？と思ってた。

さて、いざ本番。

意外にも、それほど痛みもなくてホッ。

あくまでも針生検はね。

やはり、この時も最初の麻酔と

20分弱の止血がめっちゃ痛かったな…。

最初に技師さんが

エコーで場所を確定させるんだけど、

器具を押し付けた時点で何気に痛んで、

あー、ここにシコリがあるんやろなぁって思った。

それがまだ新人さんなのか、

なかなかココって確定出来ないみたいで

もう一人登場。

更に女医さんがやって来て

二人に注意したり、アドバイスしたり。

こんなんで大丈夫なのか⁈と少々不安。

でも、この女医さんがすごいサバサバしていて

針生検に使う器具の説明やら

簡潔に、けれど、丁寧にして頂いて

よし、お願いしまっす、的な？

「今からこんな音がします」

そう言って、器具を試し打ちされました。

結構な音で、うわぁ〜って思っていると

「音にビックリして動かないで下さいね。

　大丈夫です、20年弱やっていますが

　これまで動かれた方はいらっしゃいません。

　動いたら○○さんが第一号ですね」

笑いながら仰るので、

「じゃあ、第一号にならないよう頑張ります」

と答え、ドキドキしながら待つ。

最初に局所麻酔を両乳房にするのだけど、

これが本当に痛くて。

麻酔が効くのを待って、いざ組織を取る時は

全く痛み無しで、

「針生検を受ける方が居たら

大したことないって宣伝してて下さい」

って言うくらい、それはあっという間だった。

その後の止血と言うのが指圧で押し込む形で

これが結構痛い。

グーッで押さえるので息が苦しくてね。

押し続けながら

技師さんや看護師さんに色々指示していて

そのうち、先生と二人きりになったので

「こんなに長く押し続けるものなんですか？」

と聞いてみたならば

「いえ、とりあえず10分くらいで良いんですけど

　私のポリシーとして最低20分は止血するんです。

　そうすると血腫も出来にくくて、

　これまでそーゆう患者さんが出たこと

　一度もないから、○○さんも

　きっと大丈夫ですよ」との事。

実際、リスクとして掲げられていた出血もなく、

意外にも、数日で傷がほぼ分からなくなり

この先生で良かった、

まかり間違って乳がんで手術になったら、

絶対、この先生にお願いするぞと思った。

2週間後、検査結果。

左側の線維腺腫は良性、

左右の嚢胞は検査で小さくなったそうです。

半年毎にエコー検査、1年毎にマンモ検査。

先月エコーだったので、半年後は両方の検査。

まだしばらくは無罪放免とはいかなさそう。