Faoiの幕張公演が終了しました。
私はテレビ観戦組だったので、ネットやメディアから流れてきた情報が羽生さんのことばっかりで公演の全容が全然つかめませんでした。羽生さんが別次元だったことだけは伝わったんですけどね。

なので先日28日のCSテレビで見てやっと分かったという感じです。あくまでテレビを通して見た感想など。

以下はネガティブな内容も含まれるので、まだ夢から覚めたくないと思う方やこれから行くという方は読まないことをお奨めします。

羽生さんは確かにすごかった。それは評判通り。次元が違いすぎる。
みんな「羽生さんを見るためにここに来たんだ」と改めて思ったのではないでしょうか。でも羽生さんの出番まで長すぎて、退屈。羽生さんのワンマンショーや座長ショーが見たいと言う声もチラホラ。
結局今のアイスショー界を支えているのは羽生さんとそのファンと言うことでしょうか。集客の面では、既存ショーであろうとワンマンショーであろうと羽生さんにかかるプレッシャーは、ほぼ変わらないのでは?

ただ主催者側にしたらこれは大問題。羽生さんと他スケーターとあまりに差がつきすぎてしまって、後継者になれる人がいない。実力も人気も集客力もメディアの注目度も羽生さんに集中しすぎている。つまりアイスショー内で世代交代ができない。


その時々のショーのことだけを考えれば、羽生さんさえインさせれば赤字は免れる。でももっと先々のことを考えたら?

羽生さんインのあるなしで極端に違ってくるこの状況は、主催者側にとって芳しくないでしょうね。羽生さんがインしなければ客が来ないのだから、他のスケーターが見られることもない。例えばCIC側としては羽生さんが既存のショーに出てくれるうちに、若いスケーターを出して後継者を育てたいんじゃないかな。

アイスショーに関わっている人達は今頃思っているかもしれませんね。羽生さんをもっとはやく引退させるべきだったと。そうしたら普通の人気のあるプロスケーターで終わって、こんな怪物になることはなかった。ここまで差がつくこともなく、上手く世代交代できたかもしれないと。

今回のFaoiのオープニングを見てちょっと驚きました。あれ?いつもこんなんだったっけ?もっと羽生さんが前面に出てくる感じじゃなかったけか。すごい薄味の印象。群舞も手の動きとか大雑把というか合っていない感じ。

Faoiは今回Airy Japan&Blue Tokyoのインや動くステージとかいろいろ新しいことを取り入れていたようですが、この羽生さんを前面に出さないオープニングも新しい試みの一つかも、と感じました。
こうやって少しずつ羽生さんの露出を少なくして、見込みのありそうな現役スケーターを毎年インさせ、試していくのかな。どうせ羽生さんを大トリで出せば客はチケットを買ってくれるから、当分困らないし。

 

ただこの新しい試み、ネットでは評判が今一つのようで、CIC側がその声を拾ってくれるでしょうか。確かに新しい試みというのはすぐに結果が出ないものですが、CICってあんまり客の意見を聞かないイメージ…。

そういえば、オープニングもフィナーレもテレビでは何故かやたら荒川さんとかハビとか映っていたなぁ。もしかしてPIWの宣伝?サブリミナル効果でも狙ったのかなと思っちゃいましたよ。(失礼!)
「Airy Japan&Blue Tokyoさん達はいつやるんだろうと見ていたら前半の3番目だったにゃん。」
「ああいうのは途中、中だるみしそうな頃合いに入れるのが良いと思うけれど…。」
「現に途中、ゆったりした曲が続いて眠くなったという意見もあったよね。なんか勿体ない感じ。」

 

 

いつもご訪問ありがとうございます。

よろしければポチッとお願いします。


フィギュアスケートランキング