羽生さんの会見の余波はしばらく続きそうです。
19日の羽生さんの会見は、ファンの皆さんには未来への希望が感じられるものだったのではないでしょうか。会見前に、ネット上では「引退なら引退会見という筈だ」という意見もありましたが、確かにあれは引退会見とは言えない内容でしたね。

おそらくファンの中で引っかかっていたのは4Aのことだと思います。4A成功を認定して貰うためにはISUの公認の大会に出なくてはならない。だから現役続行と考えていた人も多かったはず。しかし羽生さんは競技会に今後出ることを完全に否定しました。自分で納得する形の決着方法を見つけたのです。ようやくその心境に至ったのかと、感慨深いものがあります。このままでは羽生さんも羽生さんファンもISU側に搾取されるままだったでしょうから。

羽生さんの卒論を見ると、羽生さんはフィギュアスケートをスポーツと考えているのが分かります。フィギュアスケートの大会を興行ととらえているISUと、スポーツととらえている羽生さんとの間には、そもそもかなりの乖離があったわけです。そしてこれは未来永劫交わることはないでしょう。
ルールの改悪にも我慢できないけれど、そのルール通り採点されない。採点競技と言うけれど、もはや競技=スポーツですらない。

あれだけ羽生さんに早く引退しろとばかりにひどい仕打ちをしてきたけれど、結局は羽生さんの方から呆れられ捨てられてしまったようですね、ISUは。
つまりISUの試合など自分にはなんの価値もないと羽生さんに宣言されたようなものです。今のISUは、羽生さんが動くにはふさわしい世界ではないのでしょう。

ISUのツイには「さようならISU」の書き込みで溢れているとか。
「考えることは皆同じか。」
「羽生さんの会見は、羽生さんを利用して自分たちの推し選手を売り込もうと思っていたアリ氏には大誤算だろうね。」

これでおかしなジャッジに腹を立てることもなければ、ファンがATMにされることもない。羽生さんの出る試合だけ高いチケット代に設定したり、あのモントリオールワールド、中止になったけれどチケットを売りさばいてからアワードをぶっ込んできてわたし達からの抗議もガン無視していたことは忘れていませんから。

ISUのフィギュアスケートの市場は一気に縮小されることは容易に想像できます。テレビ放送の撤退、観客の入り、コーチ、振り付け師や衣装屋の仕事もなくなる。食べていけないとなったら、習う生徒も減る。
「パンパンに膨らんだ風船がたった一つの小さな穴で、あっと言う間に空気が抜けてしぼんでしまうさまを想像したよ。」
「でもISUはうるさいハニューファンがいなくなって清々しているかもね。これからも好き放題採点して、勝たせたい選手に点数を盛ってスターを作れば大丈夫。ハニューの抜けた穴などすぐに埋まると考えていたりして。」
「さすがにそこまでバカだとは思いたくないべ。」

例えISUやスケ連が凋落しても、羽生さんやそのファンのせいにするのだけはご勘弁願いたいものです。

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