御徒町はグルメタウン!
結月でございます。
昨日は生徒さんの一緒に御徒町にある中国料理店へ。
移転してから荷物を片付ける作業や電話回線のことなどでバタバタして、ようやく最近落ち着いてきたという感じだった。
なので、御徒町のほうにはまだ全然行ったことがなく、どんなところなのか知らなかったけれど、こんなにもにぎやかで、うまいそうな店が密集しているとは驚き。
銀座では絶対ないような店がひしめき合っている。
銀座は体裁はいいけど、個性がない店ばかりでおもしろくないけど、御徒町は個性的な店がそろっている。
確かに銀座の不動産で飲食店をやろうと思ったら、巨大資本でないとできない。なので、体裁ばかりきれいで、料理はつまんない店ばかりになる。
昨日行った中国料理店はわたしはネットで調べ、この店ならガチで中国料理を出してくれると判定。
というのは、中国人がやっている店でも大きくわけて二通りあり、ひとつは客が中国人ばかりで本当の中国料理を出している店。もうひとつは日本人に合わせて料理を作っている店。
後者の店は、かに玉なんかがメニューにあって、お話にならない。
そうした観点から昨日の店を選んだのは、もちろんお酒に「二鍋頭」があることをチェックしたから。
アルコール度数56度のこの白酒がなきゃね。オーダーはもちろんボトルで。
狙い通りこの店はとてもおいしくて、これから通って行きつけにしてしまおうと思う。
中国の東北料理店で、ラム肉の串焼きは1本150円で、とてもナイス。
そして、ピータン豆腐を頼むと、その豆腐が一丁まるままであるという愛すべき大陸のダイナミズムで、こうでなくちゃいかんよ。
わたしは味がどんなによくても、量がセコい店を認めない。
ともかく、そんなちゃんとした中国料理店。日本人はわたしたち以外はいないし、中国人ばかりで、
「あー、落ち着く」
中国空間は、おおらかさやいい加減さがあっていいんだよね。威張らないから心地いいっていうかね。
わたしが一番苦手なのは、日本料理店を日本人と行くこと。この堅苦しさというか、息苦しさっていうの、ああ、わたしはダメダメ。しかも日本料理は一品が小さくて、ダイナミズム路線のわたしには耐えられない。
さて、そんな中国料理を食べたあと、デザートはどうする?ってことになった。
中国人はね、料理は世界一うまいと思うけど、デザートが下手。デザートをあまり意識してないせいか、スウィーツ文化はあまりない。
なので、あまりにも禁断のサーティーワンに行くって話になった。
サ、サ、サ、サーティーワンっつったらよー
「昭和じゃん!」
って感じがして。おもクソ80年代!?
そんな意識があって、今この時代にサーティーワンが生き残っているとは知らなかった。それにわたしはサーティーワンに今まで行ったことがない。
甘いものは余念がないうちの生徒は、さすがにこの近辺にサーティーワンがあるのを知っていて、それは上野のマルイ。
でもさ、新しい結美堂から歩いて御徒町まですごく近いし、そこから上野もあんなに近かったんだね。全然知らなかった。
つまり、秋葉原、御徒町、上野っていうのは一帯としてつながっているイメージかな。
なので、銀座でないわたしは今、アキバにも上野にも両方どちらにでも行けるってわけ。そして、あんなに飲食店が立ち並び、活気があるとは知らなかったよ。
そんでもって、わたしは初体験のサーティーワンで頼んだものは、
「バニラ」
やっぱ、王道のバニラでしょ!
しかし、甘いものには余念のないスウィーツスペシャリストのわたしの生徒は得体の知れないものはオーダー。
「なんやねん、これは! この色彩、趣味の悪いコンテンポラリーアートやないか!」
わたし的にはとてもじゃないけどおいしそうには見えない。でもおいしいらしい。
王道はバニラだと思うけど、スウィーツもベテランになればなるほどゲテモノというか、こういう路線になるのだろう。
焼酎好きが米や麦なんか飲まず、芋じゃなきゃダメっていう感じ?
チーズが好きが発酵臭の強いものでなければダメっていう感じ?
あとはパイプ吸うひとなんかもさ、マニアになるほど、趣味の悪い形のパイプでなきゃ満足できなくなって、いわゆるビリヤード型みたいなスタンダードなものは使わなくなるのと同じ?
熱帯魚を飼うのが好きなマニアはエンゼルフィッシュなんて絶対に飼わなくて、一見すると気持ちの悪い古代魚に愛着がわくのと同じ?
いや、でもこのアイスはすごい。マジでコンテンポラリーアートにありそう。このペンキを塗りたくったような色。ニューヨークのイカれたアーティストがやってそうなあの感じ。
と、まあ、そんなサーティーワンを食べて家に帰りました。
サーティーワンって、ホント、昭和なイメージだけど、コンテンポラリーアートっぽい路線もやることで、2017年にもちゃんと生き残っているのかもしれない。
そんなわたし的にはえげつないアイスはこんなの! すごくないッスか!
じゃあ、また明日ね。