米はやっぱ「とちぎの星」! | 結月美妃の“あれアレこれコレ”

米はやっぱ「とちぎの星」!

 結月でございます。

 

 大阪は食い倒れの街というけどね、大阪へ行ってお好み焼きやたこ焼きなんて言っているようじゃいかんよ。

 

 大阪でおいしいのはね、正起屋のとり弁。

 

 正起屋はお持ち帰りができて、とり弁のミンチだけも真空パックで売っている。通販はないみたい。

 

 そんなとり弁のミンチをこの間、実家に行ったときに親が買ってきてくれていた。

 

 なるほど、さすが親だけあって、わたしの大好物を知っている。

 

 それを東京に持ち帰り、さあ、食べようと思うも、うちには米がない。

 

 わたしは普段、米は食べなくて、だから自宅の炊飯器を使うのも数か月に一度とかそんなレベル。なので、米を自分で買うこともなく、もっぱらもらいもので事足りている。

 

 しかし、正起屋のとり弁を食べるのに米がないと話にならないから、愛車のV6エンジンをかけて、近所の西友まで米を買いに行った。なぜクルマかというと、単に米は重いから。

 

 米のことはまったく詳しくない。

 

 スーパーのコメ売り場を眺めていて、「とちぎの米」というのがあったので、一も二もなくこれにした。

 

 愛娘のシャンシャンが普段は栃木にいるから、週に一度は栃木で過ごすようになって、栃木がどうも自分には合うみたいだと思うようになった。

 

 栃木人に知り合いがいるわけでなく、たまに話すといえば、鯉釣りをすると必ず雑談にやってくる漁業組合のおっさんくらい。

 

 栃木弁というのは、東北弁に近いのだと感じつつ、栃木のことはあまり知らないのに栃木のことは結構気に入っている。

 

 まずはわたしの聖地である奥日光があるという点。

 

 2年前、奥日光に初めて行って、その風景がしっくりときて、とにかく心地が良かった。

 

 どうも栃木の自然や気候がわたしに合っているらしい。

 

 清流もあり、山も多く、海が苦手なわたしにはぴったりで、木々もほどよく涼やかで気持ちがいい。

 

 奥日光へ行く前、そしてクルマの免許を取るまでは、栃木なんてわたしの選択になかったけれど、自分の環境が変わって栃木という場がふるさととは言わないにせよ、精神的落ち着きをもたらしてくれている。

 

 栃木は印象の薄い都道府県ランキングに入るらしい。確かに栃木の特徴は、特徴がないことが特徴かもしれない。

 

 せいぜい日光の東照宮や宇都宮の餃子とかそんな認識の気もする。

 

 しかしながら、特徴がないからこそ、過ごしやすいのではないか。

 

 特徴がありすぎると、一見おもしろく見えるも、翻ってそれはときとして押しつけがましさになる。

 

 だから、押しつけがましくない栃木の雰囲気がわたしには心地いい。

 

 さて、そんなちょっとした栃木LOVEな気持ちがあるものだから、、

 

 「じゃあ、栃木の米にしよう」

 

 と、とちぎの星という米を選んだ。

 

 早速、それを炊飯器で炊いて、炒り卵をつくり、正起屋のミンチ、そして紅しょうがをかけて食べた。

 

 「うん。イケる」

 

 とちぎの星は、印象としてさっぱりとしていて、嫌みがない。これはイケる。

 

 5キロの袋を買ったから、米を毎日は食べないわたしだとかなり長持ちしそう。

 

 でも、もし食べきったら、とちぎの星をまた買おうと思う。