大阪はサンキューなし!? | 結月美妃の“あれアレこれコレ”

大阪はサンキューなし!?

 結月でございます。

 

 今朝7時頃、京都から東京へ帰ってきたわたし。

 

 昨晩は結美堂チアリーダーの乳児シャンシャンがなかなかわたしを寝かせてくれなくて、スマホのバッテリー残り30%状態のような睡眠不足で、愛車を発進。

 

 どうせ寝れないから、出発しちゃおうということで、ひとり東京へ出発。ひとりだから途中のサービスエリアで寝ればいいやって感じです。

 

 しかしながら、ベートーヴェンの交響曲をカーステで派手に鳴らしていると、エキサイトして全然眠くならないどころか、頭が冴えてきた。

 

 結局、休憩は1回。でも、後部座席で横になって天井に雨が叩く音を聞きながらいつの間にか1時間くらい寝た。

 

 いつもはチャイルドシートがあるので、後部座席で横にはなれないし、そもそも後部座席にはほとんど座ったことがない。

 

 改めて後部座席で横になって、その快適さと天井とリアガラスのデザインを眺めて、アタシの愛車ってよくできてるクルマなんだなと思った。

 

 しかし、行きも帰りもずっと雨。

 

 雨の運転は視界が悪く、些かデンジャラスだけど、わたしは好きで、雨のドライビングにロマンティシズムを感じている。

 

 そして、一昨日、夜明け前に関西空港まで阪神高速を飛ばしたときも雨。

 

 ところで阪神高速は子供の頃から父が運転するクルマの助手席に乗っていたから、その風景は懐かしくて、よく知ってる。とはいえ、自分で走るのは初体験で、時速100キロで到達した東船場ジャンクションは難易度が高かったぜ。

 

 関空には左に行かなきゃならないけど、なんだか車線がたくさんあって、ゴチャゴチャ。これは初めて走る人間にとって咄嗟の判断と瞬発力がないとデンジャラスだと思った。

 

 あんなデンジャラスゾーンをいつも事故なく走っていた親を今さらながらに偉大に思う!?

 

 と、それはないけど、助手席にひとを乗せて運転することの責任感みたいなものは感じるよね。

 

 さて、関空からの帰りも雨。雨の中、ジュディー&マリーをかける。雨の阪神高速はジュディマリがなぜか合う?

 

 首都高と阪神高速はやっぱり違う。いや、高速が違うっていうか、一般道も運転の仕方の波動が違う。

 

 やっぱ、関西人気質なんだって思う。大阪を走ってみると。

 

 大阪ナンバー、なにわナンバーばかりの阪神高速の路上で、たったひとつの「足立ナンバー」のメルセデスなわたし。

 

 アウェイなので、

 

 「コーナー、攻めるよ、真子!」(byイニシャルD)

 

 なんてことはしないけど、アタシは民進党から希望に身売りするが如く、今は東京所属、それも北関東エリア日光街道最速なんだから、

 

 「敵地でも好きにはさせねえよ…」(byイニシャルDの須藤京一風に)

 

 と思いつつ、いきなり急な車線変更のクルマ発見!

 

 「チッ! やっぱ堺ナンバーかよ!」

 

 しかし、アタシも足立ナンバーだから、あんまり変わんないかもしんない。でも。アタシの場合は足立出身でわけじゃないから、登録だけだけど。

 

 とは言っても、なにわナンバーとか大阪ナンバーに囲まれると、ホント、アウェイ感あるよね。個人的には「なにわナンバー」ってダサい感じがして、愛車には絶対に「なにわ」って書かれたくない。

 

 まあ、そんなことはあるわけないけど、大阪ってさ、サンキューハザードってないね。

 

 このシチュエーションなら、サンキューハザードだろ!?と思うシーンでもまったくなし。

 

 あれって、関東エリアだけの風習? アタシの自動車学校では教えてくれたし、関東で走っていたら、しょっちゅうサンキューハザードは見かける。あとは、ごめんねハザード。

 

 しかし、大阪では見かけることがなく、途中で入れてあげたらサンキューハザードをしたクルマは一台だけあった。逆にあれ?なんて思ったら、

 

 「千葉ナンバーじゃん!」

 

 土地柄を考えたら、大阪はいちいちサンキューする感じでもないのはわかる。

 

 まあ、そのほうが気を遣わなくていいから楽かもしんないけど。

 

 とはいえ、アタシとしてはサンキューハザードっていう文化、わりに好きです。

 

 今のトレンドは危険運転だけど、サンキューハザードのおかげで、

 

 「なにクソ!」

 

 っていう思いが、

 

 「まあ、いいよ」

 

 に変わるんじゃないかな。

 

 ドライバー同士は声でやり取りできないからね。かと言って、窓から手を出すなんて簡単にできないし。

 

 さて、そんな阪神高速を走りながら、例えば本町や淀屋橋など、その風景を見ながら、子供の頃に助手席から眺めていた風景を感じていた。

 

 でも、完全にアウェイだね。

 

 今では東京の地名のほうがしっくりくるし、ああ、戻ってきたって気がする。

 

 そんな東京を目指して、高速を昨晩から今朝まで飛ばし続けた。

 

 首都高に入ると、やれやれ、もうすぐ、と思い走っていると、

 

 「ゲッ! 逆走して衝突したクルマが前に停まってる!」

 

 あれはデンジャラスだね。首都高の対向車線がない場所で、あの場所で、どうやったら逆走してしまうんだろう?

 

 あれはしばらく気づかず、逆走してここまできて壁にぶつかったというパターン。中で運転手が電話かけてた。高齢者じゃないよ。中年くらいの男かな。

 

 早朝で比較的首都高も空いていたから避けても大丈夫だった。それに前を走っていたトラックが事前にハザードで知らせてくれたし。

 

 まったく、まったく道路っていうのは、いろいろあるね。あれは社会の縮図だね。

 

 と、ここ数日、1200キロくらい走って、家に着いたら、猫たちが待っていました。