おんぶ紐、買った理由 | 結月美妃の“あれアレこれコレ”

おんぶ紐、買った理由

 結月でございます。

 

 今度の週末は、わたしの秘蔵っ子「シャンシャン」が銀座デビューの予定。

 

 生後六か月未満で、結美堂のチアリーダーとなったシャンシャンは、わたしに抱っこ、もしくはおんぶされながらバイオリン&着付けレッスンに携わります。

 

 でも、自分のレッスンが終わった生徒さんが次のレッスン中にシャンシャンの子守をしてくれたりする予定で、とても助かります。

 

 また、生徒さんには職業が保育士の方が3人いて、その中のひとりはシャンシャンのベビーシッターを名乗り出てくれて、何でも公認にしてしまう島地勝彦さんを真似て、

 

 「結月美妃公認ベビーシッター」

 

 になってもらおうかと思います。

 

 ちなみに、わたしは「島地勝彦公認着付け師」であって、島地さんが和装をするときは、わたしが着付けます。

 

 あと、「島地勝彦公認宣伝部長」という肩書もあるのですが、島地さんは酔っ払っていたから、本人は憶えていないと思います。

 

 また、

 

 「結月美妃公認集計係」

 

 という生徒さんもいて、何かイベントなどをやるときは、いつもお金の受付と集計をお願いしてます。

 

 さらに生徒さんには、

 

 「結月美妃公認広告デザイナー」

 

 もいて、今までにいろんな仕事をやってもらいました。

 

 でも、公認っていいよね。それは信頼の証だから。そして、公認される技量が何かあるっていうことだから。

 

 さて、シャンシャン銀座デビューのために、わたしはAmazonに抱っこ紐を発注した。

 

 実は抱っこ紐はシャンシャンが産まれる前に西松屋で買って持っているのだけれど、これはちょっと薄手の品物で、長時間抱っこするにはちょっと辛そう。

 

 そこでAmazonでもベストセラーになっている抱っこ紐があって、それはお値段が3000円ほどだというのになかなかしっかりしていそうで、口コミ評価も高い。

 

 中には抱っこ紐のくせに2万円以上するものもあり、まるでチャイルドシートさながらだけど、それは価格設定が高すぎると思う。

 

 ともかく、わたしは8キロ以上のシャンシャンを地下鉄に乗って自宅から銀座まで来るから、肩にかかるストラップ部分が厚手のもので、ウェストベルトタイプがいいと見込んだ。

 

 この抱っこ紐は、ウェスト部分がおそらくポーチになっていて、そこにオムツなどが収納できるのではないかと思っている。

 

 ところで、どうして強力な抱っこ紐を発注したかというと、これからウェブマガジンをやるにあたって、その営業もわたしはチアリーダーのシャンシャンをおんぶしながら行こうと思っているからで、まもなく終わろうとする平成のこの時代に、赤ちゃん同伴の広報活動をやるつもりでいる。

 

 ピリピリと張りつめた雰囲気のガラス張りのビルにありそうな会社に営業で行くときも、シャンシャンと一緒に乗りこむつもり。

 

 子連れ狼的営業を悪く行く会社があれば、おそらくそこはわたしとは合わないところであろうし、赤ちゃんを連れて行かないといけない事情がわからない企業なんて、絶対女には冷たい昭和体質に違いないだろうから。

 

 もしわたしは悪く言われても全然平気。なぜなら、赤子に不寛容な会社だということで、全国のママさんたちをSNSで味方になってくれるように募り、古臭い日本の体質をぶっ潰してやろうと思っているから。

 

 赤ちゃんを抱っこ、もしくはおんぶしながらの営業ってあっていいと思う。それが駄目だという納得できる説明があればしてほしい。仕事とは結果であって、途中経過のかたちではない。赤ちゃん同伴であろうがなかろうが、成功すればいいわけで、事業のポイントは職場に赤ちゃんがいるかどうかの問題じゃない。

 

 わたしは自分の行いで、今、保育所にも入れなくて、「保育園落ちた日本死ね」な思いのひとたちが、おんぶ紐で赤ちゃん同伴で仕事したっていいんじゃね?という社会を作ろうと思ってる。

 

 会社には子供を連れて行けないと思い込んでいるからこそ、そして実際にそう思われている社会だからこそ、「保育園落ちた日本死ね」になるのであって、国や役所は保育園なんてメンドクサイものなんて本気で作る気がないのだから、政治家に陳情したり、デモ行進したって何も変わらないのよね。

 

 今までにない新しいスタイルって絶対に構築できるはずで、最初は非常識と言われることでも、やってみて、それでうまくいけばそれは常識となっていくものなんですよ。

 

 島地勝彦さんのアフォリズムに、

 

 「今日の異端は明日の正統」

 

 っていうのがある。ホント、その通りだよ。

 

 ともかく、仕事したくても赤ちゃんがいるからできないっていうひとは多いのだから、わたしは自分の考えと行動には大きな支持を得られると見込んでいる。

 

 こういうのは口で言うだけじゃ駄目で、実際にやらなきゃね。だから、わたしはシャンシャンをおんぶしながらバイオリンも弾くし、着付けも教えるし、ウェブマガの営業にも出かけるよ。

 

 世の中のある姿に自分を当てはめるのではなく、自分が思うことで世の中を変えていくほうが断然おもしろいし、それで今まで息苦しい思いをしていた多くのひとが解放されたら、最高にいいと思うんですよね。