マイルドヤンキー景観
結月でございます。
昨晩はお友達の放送作家と定番の和民銀座五丁目店でようやくの新年会。でも、和民って、本当にメニューが少なくなってしまった。頼むものがほとんどないという感じ。
それでも外国人観光客のお客さんはたくさんで、店自体は賑わってた。
店員のバイトも一昔前は中国人が多かったのが、今ではタイかベトナムか、バングラデシュかよくわからない女の子たちで、時代は着実に変わっている。
となると、近い将来、タイ人とかが爆買いに銀座に訪れるかもね。
さて、ほろ酔いで銀座中央通りを放送作家と歩いていると、
「あれ、ミキモトがデカくなってない!?」
ミキモトは改装していたのは知っていたけれど、いつの間にか和光の時計台より背が高くなり、和光の背後に壁となっている。
「こらっ! ミキモト! 銀座のシンボルはおめえじゃねえ!」
しかし、いくら目立ちたいからって、あれはないよね。興ざめもいいとこ。銀座の景観潰し。
あれはまったく歌舞伎座と同じ。歌舞伎座の後ろに巨大なタワーがそびえて壁になってる。
日本人には景観意識は乏しく、さらにそれが土建屋となったら最悪レベル。
松坂屋跡も通り過ぎたけど、なんか品がないっていうか、建築物のマイルドヤンキー系っていうか、要は鬱陶しい感じ。
建築に文化的なものが香ってないんだよね。
毎日銀座にいるとは言っても、結美堂と地下鉄銀座駅の出口の往復くらいしか行動範囲がないわたしは久しぶりに晴海通りを超えて5丁目より向うを見て、ちょっと驚いたわけです。
でも、今はマイルドヤンキーの時代かな。
建築物もそうだし、クルマのデザインも総じてマイルドヤンキーだよね。
マツダとか微妙な会社はその路線でもいいかもしんないけど、トヨタのレクサスなんて完全にマイルドヤンキー。
わたしとしてはセルシオの路線が大好きなのに、マイルドヤンキーのクルマは要らないって買うつもりもないのに思う。
ただ、同じことをずっと続けられないので、変化を求めるとどうしてもああなってしまうのはわかる。
それが時代ってことなんですけどね。
一口に言って、色っぽさがないっていう雰囲気かな、今は。